そしてこの5月、
もう一番最初にやるべきことだと思っていた
屋根壁の修理を決行しました。
なんてったって30年近く経った屋根の上では
落ち葉や樹が腐って発酵して土になっていて
タンポポや雑草が生えていました。
昔は主流だったスレート屋根というのですが、
石綿を少し含んでいるそうで
剥がして交換というのではなく
この上にガルバリウムなどの鋼板をかぶせるのがいいそうです。
ガルバの色はブラウンを指定しました。
そして壁は白壁だったのですが、
チョーキングという、さわるとチョークのような粉がついてくる状態なので
もう塗りなおしましょう、ということで
こちらも変更に。
どうせなら全く違う色にしようと、
相当時間をかけて悩んだ結果
「高麗納戸」(こうらいなんど)という日本の伝統色に行きつきました。
かつて江戸時代、3代目松本幸四郎が舞台でいなせにきこなした
着物の色のようで、結構はやったらしいっす。
ちょうど暗い青と暗い緑、それに灰色を混ぜたような色で、
なんとなくうんちくに弱い私は
最後に惚れてしまったのです。
その仕上がりはというと・・・
雑木林にもマッチし、周囲にも違和感なく(たぶん)
日本の伝統食でありながら
シックでポップな色合いで、大満足でした!
今回屋根壁をお願いしたのは、
韮崎でログハウスを中心に設計や施工、
家に関するあらゆるメンテナンスを請け負ってくれる
K'sプランニングの菊池さんでした。
歳も近いせいかとても気が合って、
菊池さんとしても初めての色だったらしいのですが、
とびっきりの笑顔でグーサインを出してくれたのにはほっとしました。