週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

雑木林対策

この土日は1泊2日の八ケ岳でしたが

夏の終わり、というよりも、

秋の始まり、といった様相でした。

 

雑木林のかえで(もみじ?)が色づいています。

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庭にはなんだかさくらんぼといちごを

足して2で割ったような

赤い実がたくさん落ちていました。

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調べてみたら、ヤマボウシの実のようです。

(ジャムにしたり焼酎につけて食べられる、

とありましたが、落ちて時間がたっていて

ちょっと食べる気にはなりませんでした)

 

さらにクルミが落ち始めています。

ところどころ腐ったように黒ずんで、

ぐちゃぐちゃしていますが、

外側を洗い落とすと出てきました。

クルミの殻が!

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雑木林のもたらす秋の恵みかあ~

なんて思っていたのですが、

そんないい事ばかりではありません。

今後いずれしなければならない

管理伐採の必要性を

あらためて感じることになるのです・・・。

 

この秋、いよいよウッドデッキを作ろうを思っています。

ちょうどデッキの基礎を設置する場所が傾斜になっていて、

そこに大きな石がつんであり、

重機じゃないと動かせないので、

屋根や壁をリフォームしていただいた

K'sプランニングの菊池さんに来ていただきました。

 

基礎の場所や寸法、

木材の種類などひとしきり打ち合わせしたのですが、

僕が一番、こうしたい!と思ったことが

見事に却下されてしまいました。

 

それは、デッキを設ける敷地内に

一本のそこそこ大きな

どんぐり系(?)の樹木があって、

僕はその樹木を残し、

そこだけ丸く切り抜いて

デッキ内に木が生えているようにしたい、

と思っていました。

涼しげでおしゃれでかっこいいじゃないですか!

 

しかし、菊池さん曰く、

切りましょう!

 

というのも、

デッキのみならず屋根や壁にいいことない、

さらにもっと大きくなったら

切りたいと思っても

クレーンが必要になりますよ、

とのこと。

 

そう、落ち葉や樹液が

家にはどうもよくないらしいのです。

 

この雑木林は

以前の持ち主の方が

何もない原っぱに

無心に木を植えて、

30年ほど時を経てできた場所です。

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その意思を継ぎたいし

そんだけ愛された樹木を切ってしまうのは

心が痛みます。

ですが、そんな甘っちょろいことを言っていると

森での生活はできません!

ぐらいな勢いできっぱり進言されたので、

泣く泣くこの木を切ることにしました。

 

雑木林の中の家、というのは

見た目はとても”いい感じ”の家で

インスタ映えしそうなのですが、

実際に住んでいると

樹木のもたらす弊害があります。

それはやっぱり

ずっと都会に住んでいた僕などには

計り知れない苦労を伴うのでしょうね。

 

そんなことを学び反省しながら家の周りを見てみると

危険信号がいくつかあります。

 

まずはこの電線沿いに伸びる木。

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こんな木が何本もあります。

以前、東京電力に言えば切ってもらえますよ、

と言われたので電話してみたら、

ちょっと引っかかっているぐらいでは対処しかねます。

私どもは伐採業者じゃありません、

といった感じの返答でした。

僕の話し方が緊張感なかったのかなあ。

多分本当に電線を切ってしまうぐらいに

まずい状態にならないと

説得力ないんでしょうね。

こういう相談がいっぱいあるんでしょうね・・・。

これはでも、いずれ切らなくてはならないときが来ます。

 

そして西側のお隣の家との境界にある

どでかいカラマツです。

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20メートルぐらいのが6本もあります。

菊池さん、これも何とかしたそう・・・。

ただやるときはお隣さんに了解をもらって

敷地にクレーンを入れさせてもらって

クルマ止めして

それはそれはたいそうな作業になるそうです。

(実際の作業の動画を見せてもらったら

そのスケール感に感動しました)

 

感動している場合じゃないっつうの!

いくらかかるか聞いたら、

数十万は軽くいく感じでした。

そして何より怖いのは、

台風や雨風、雪などで

木が倒れ、

お隣さんの家を壊したり、

電線を切断したり、

運が悪ければ

人命に影響を及ぼすことだって考えられます。

 

無論その辺のことを考えて

保険にはしっかり入ってはいるものの、

そうなる前に定期的な管理伐採が必要なのです。

 

いまのところこのカラマツは根も幹もしっかりしているし

お隣の方も、全然気になりませんよ、

と言ってくださっているものの、

いずれ対処しなくてはいけないときが来るでしょう。

 

自然は確かに心を癒してくれますが、

自然と向き合う覚悟や勇気がないと

自然の中では暮らしていけないのです。

(あとお金も💦)

 

たるんだ心に鞭を打たれたような

そんな週末でした。