週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

釜めし まこと

今日は火曜日。

東京に戻っても

思い出してはよだれがでる食堂に出会いました。

清里の萌木の村から

ほんの少し南下した左側にある

釜めし まこと」です。

 

注意深く走っていたら看板を発見!

少し入ってたどり着いたお店は

清里目当ての観光客を相手にした

おしゃれとかクールとかとは程遠い

地元に根差した食堂でした。

でも、こういうお店が本当は大好き!

絶対うまいでしょ!

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お店に入ると

右側に広い座敷が、

左側には2つほどのテーブル席が。

きっと座敷に座って大勢で酒を飲みながら

釜めしを喰らう・・・

そんなスタイルなんでしょうね。

 

でもぎっくり腰上がりの僕にとって

座敷はちょいとつらかった。

左側のテーブル席に移動してもらいました。

 

注文したのは、もちろん釜めしです。

「五目釜めし」(妻)と「鮭釜めし」(僕)、

それにトンカツ(二人で)です。

目の前のテーブルで釜めしを作るという、

焼肉屋さんスタイルの釜めしです。

 

釜に入った米と具材がやってきて、

おかみさんと思しきおかあさんが

火をつけてくれました。

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これが火をつける前の釜の飯です。

火をつけてしばらくすると

グツグツと音を立て始めました。

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目をあげるとテレビがついていて、

昼のワイドショーみたいな番組が放送されていて

いかにも庶民の定食屋さんという感じ。

案の定、常連さんらしき地元の人が入ってきて

おかあさんとおしゃべり始めました。

 

いいなあ、こういう雰囲気・・・。

 

そうして10分ほどたつと釜めしの出来上がりです。

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どうです?この色合いといい、匂いといい。

(ああそうか、匂いは伝わらないですね💦)

 

ここが個性的なのは、

焚きあがるまで蓋をしないことです。

普通「赤子が泣いても蓋取るな」

と言われているぐらい

米を焚くときは蓋をしっぱなしにするのですが、

その逆。

蓋はなし。

そのかわり、火を止めてから蒸らすのに

蓋をする、という調理方法です。

 

その味はというと・・・、

まずいわけがありません!

お米はほんのり芯が残っているような感じですが、

それがまた具材のうまみをちょうどいい感じで吸っていて

ひょっとして釜パエリア?

なんてお味です。

 

意外に量も多く

もちろん全部平らげましたが、

その日の晩飯は全くいらないほど

満腹になりました。

それも胃がもたれるようなものではなく、

”スッキリまんぷく”という

56歳の僕の胃袋には思いっきりフィットです。

 

八ケ岳でお蕎麦も洋食もカレーも韓国料理も

いろんな料理をちょこちょこ体験してきましたが、

いや~こんな釜めしに出会えるとは

思いもよらなかったです。

スタイリッシュな外観に誘われて入るお店ばかり

行っていましたが、

「釜めし まこと」のような

昔から地元の人に愛されている食堂こそ

まことにおいしい。

 

今度はそんな視点で八ヶ岳を楽しみたいと思います。