週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

二地域居住では”物忘れ”に注意

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僕の朝は一時間ぐらい頭が働きません。

ぼーっとした頭で

まず最初にやることは、

燃えるごみと燃えないゴミを分けて整理し、

それをゴミ置き場に持っていたあと

新聞を取って帰ることです。

 

ゴミを捨てに行くことが第一目的で

新聞を取って帰るのは、”ついで”です。

新聞を取って帰るぞ。

新聞を取って帰るぞ。

新聞を取ってくることを忘れるな!

そう思って玄関を開けて

エレベーターホールまで行ったところで

ゴミを忘れたことに気がつきました。

 

いけない、いけない!

 

と戻ってゴミを持って玄関を出て

エレベーターホールまで行ったところで

今度は燃えるゴミだけ持っていることに

気がつきました。

 

いけない、いけない!

 

とまた戻って

燃えないゴミと燃えるゴミを2つ持って

無事ゴミ捨て終了。

 

そうして玄関まで戻って

新聞を取り忘れていることに

気がつきました。

 

一つのことに集中すると

他のことが頭からすっぽり

抜け落ちてしまいます。

あれとこれとそれと・・・などと、

3つ以上のやることを

いっぺんに頭に入れようとすると、

なんとなくめまいがやってきます。

 

更年期障害というやつでしょうか。

 

誰もが迎えることです。

3ついっぺんに覚えようとしないで

ひとつづつこなしていけばいいのです。

 

今日のこの朝の出来事は

東京でのことでしたが、

先々週の週末に八ヶ岳に行ったときのこと、

同じようなことがありました。

 

東京に戻って家に入り、

そこで忘れ物に気がつきました。

 

持ってきたはずの八ケ岳で過ごした3日分の

洗濯物がないのです。

 

やばい!

週明けから風雨が強まるとの天気予報。

どこに置き忘れたか必死に思い出したところ

候補は3つ。

一つは家の中の玄関の前。

二つは家の外の玄関ポーチ。

三つは雑木林の中の駐車スペース。

 

一つ目だったら翌週に行けば問題ないですが、

二つ目、三つ目だったら

雨ざらしの場所です。

もしも風が強ければ

汚れた靴下やパンツが

周囲に巻き散らかされることになってしまいます。

その惨劇や周囲への迷惑を考えると

いてもたってもいられません。

 

平日、仕事の合間を縫って

八ケ岳に見に行こうとしましたが、

仕事が立て込んでいて

そうもいかない状況・・・。

 

そんな中で救世主が現れました。

風雨が強まる前に

明日基礎工事の前の

現地調査だけでもやりたいのですが、

いいでしょうか?

というウッドデッキをお願いした

菊池さんからの突然のメール。

 

すかさず返信しました。

「是非お願いします。

そんでもって、

外に洗濯物が入った手提げがあったら

物置にでも入れておいてください。」

ウッドデッキのことよりも

洗濯物の方に力点を置いて返事しました。

 

すると翌日の夜

メールがありました。

「洗濯物の手提げ袋はなかったですよ」

 

どうやら手提げ袋は

家の中に忘れていたようです。

ほっと一息、肩の荷が下りたような気分でした。

 

50歳を過ぎて

二世帯居住をする人が

ブームと言っていいくらい増えています。

でも50歳を過ぎたあたりから

年相応の衰えがやってきます。

その代表格が”物忘れ”です。

 

先週仕事の先輩Hさんと

二世帯居住について盛り上がったときのこと。

Hさんは南房総に別荘を持っています。

月に一度ぐらいの頻度で

行くらしいのですが、

着替えやら趣味のギターやらを抱えて

荷物一杯にして向かうらしいのですが、

別荘に着いて鍵を忘れたことに気がつき、

そのままとんぼ返りしたことがあるそうです。

 

笑い話で終わりましたが、

忘れ物には笑い話ですまされない

一大事の可能性があります。

 

・リビングの窓の鍵の締め忘れ

→泥棒に入られる

・冬場の水抜き

→水道管が破裂する

・水道の止め忘れ

→家じゅうが水浸しになる

・電気の消し忘れ

→無駄な電気代がかかる

→火事の原因になる

・大工道具の置きっぱなし

→家を破られて入られる危険

 

心配だからちょっと見てくるわ・・・

と言える距離にないのが二世帯居住。

歳をとるにつれて憧れるライフスタイルですが、

同時に自分の歳の衰えを

しっかり見極めて行動することの

重要性を求められるライフスタイルです。

 

洗濯物で本当によかったと思いました。