週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

体想いの薬膳火鍋@「天香回味」(六本木)

六本木の交差点の近く。

かつては深夜近くになると

タクシー券を振り回していた輩が

ひしめきあっていた場所。

夜の7時というのに

すれ違う人もパラパラ程度。

かつての勢いはいずこへ・・・

 

そんな場所から少し入った暗がりのビルの4階に

昨日のお目当ての店はありました。

 

火鍋のお店、

「天香回味」(テンシャンフェイウェイ)です。

retty.me

 

「火鍋 六本木」で検索すると

トップに出てくる店です。

 

台湾に魅せられた仕事の相棒のH君とFさんが、

過日台湾に行った時に大変感動したらしく、

そのお店が日本にもあるというので、

ここに3人で火鍋を囲む会と

相成ったわけです。

 

専用のエレベーターで4階まであがり、

店に入ったとたん、

薬膳料理独特の香辛料に匂いが充満しています。

それがたまらなくいい匂いです。

 

そしてなにより

ここだけ別世界のように賑わっています。

しかもほとんどが女性客です。

かつての六本木の華やかさが

ここには生きています。

 

僕は午前中胃カメラを飲んだ手前

お酒は今日はNG。

でもって、二人とも下戸のようで

男3人で水とジンジャーエールなどで

乾杯しました。

 

たのんだ料理はコース料理です。

 

最初に来たのは突き出し。

 

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とても控えめに

タケノコやピータンなど。

ビールが飲みたい・・・

そんな気持ちをぐっと抑えていたら、

それを吹き飛ばしてくれるような

おおきな火鍋が

テーブルの真ん中に運ばれてきました。

 

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赤いスープが辛い麻辣スープ。

白いスープが辛くない白湯スープ。

中に入っている香味料をひとつひと説明してくれましたが

覚えられるわけもなく、

ただただそのいい匂いに唾をのみこむばかりの3人。

 

するとそこに

鍋に入れる食材が運ばれてきました。 

 

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なんじゃこりゃあああ・・・!と

驚くほどのキノコと野菜の量です。

どうやらここは

キノコがたくさんで有名らしいですね。

「弱った胃にはちょうどいいですよ~」

とH君。

早速これを鍋にぶち込んで

5分ほど煮たら

いい感じに仕上がってきました。

 

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スープは混ぜても大丈夫です、とのことだったので、

僕は白湯7、麻辣3ぐらいの割合で混ぜて

煮えたキノコや野菜をつけてほおばりました。

 

どうしてこんな味がでるのだろうか?

と思うぐらい、

複雑で濃くて、それでいて味わい深く

なにより優しい味です。

「火鍋ってこんなうまかったけ?」

とつぶやいたら、

ここのスープは本場・台湾でも有名らしく

そこと味はかわっていないのだとか、H君。

ただ、辛さとか食材とかは

日本に合わせているようですね。

 

とにかく食が進む進む・・・。

そのうちに肉が来てシャブシャブし、

ご飯が来てスープをかけておかわりし、

最後に〆の麺が来たのですが

適度にアルデンテでこれまた最高です。

 

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火鍋はモンゴルのチンギス・ハーンが考案したと

言われているようです。

たくさんの植物エキスを抽出し

それで味を出し、

デトックスや滋養強壮にいいので

女性に人気です。

鍋の中、スープを分ける陰陽の形の仕切りは

台湾では直線になっているようですね。

 

ふと胃を気にしたら、

なんでもありません。

以前大腸がんの検診をしたとき

腹が張ったり痛くなったりで

2日ほどあまり飲み食いできなかったのですが、

全然なんともありません。

 

早々に薬膳効果があったのかな?

 

だんだん力が湧いてきたところで

久しぶりに2次会へ、

という雰囲気になりかけたのですが、

僕も検査終えたばかりの身、

そして二人とも出張続きで疲れていたようで、

昨日はこれで解散となりました。

 

最初は胃カメラ飲んだ日に火鍋かよ・・・

と思ったのですが、

これがとてもよかった。

「火鍋」って聞くと

辛くて熱くて刺激的なイメージがしますが、

真逆ですね。

こんなに体を思いやってくれる料理はないかもしれません。

これを自宅でやろうとすると

食材揃えるだけで大変なことになるでしょう。

秘伝の味、

家では絶対できない味を味わうから

外食の醍醐味があります。

 

八ケ岳にもあるのかな?

 

 「火鍋」、僕の中でスマッシュヒットでした!