週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

手土産って渡すのが難しい

息子がこの火曜日から

新しい会社に勤務しています。

彼は大学を出て坊銀行に就職したのですが、

全く肌に合わず半年でやめ、

俺やっぱ海外に行って来る・・・

そう言って1年半カナダに行き、

留学とインターンを経験しました。

帰ってきたのは去年の秋。

すぐさま就活を始め、

いよいよ社会人に戻った次第です。

 

第二新卒として入社した会社は

最近急成長の会社ですが、

その厳しい営業スタイルで有名です。

 

まあ、あえて自分のキャリアを鍛えるために

選んだのだから、

頑張ってごらん。

 

僕らは何も言うこともなく

本人を信頼するだけです。

 

さて、その本人ですが、

第二新卒ということで、お世話になります、

という気持ちを込めて、

何か持っていったほうがいいと

友人から聞いたらしく、

初日の前夜に

手土産を買ってきました。

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ええ~、そんなもんいらないんじゃないの・・・?

と言ったら、結構そうしている人が多いとか。

ほんとかよ、と思ってネットで調べてみたら、

結構みんな迷っているらしいですね💦

 

ネットにあったたくさんの意見をまとめると、

「基本そんなことはいりません、

そんな事より早く仕事に慣れなさい。」

という意見が大方でした。

 

僕もそう思う。

でも買ってしまったものは仕方がない。

持って行っても悪い事にはならんだろうから

持って行きなさいよ。

 

そうして初日。

夜遅くなって疲れ切って帰ってきた息子の手には

朝持って行ったお土産がぶら下がっていました。

 

渡さなかったの?

と聞いたら、

渡すような時間もないし、雰囲気でもなかった・・・

とのこと。

結局自家消費することにしました。

(よりによって僕の嫌いな最中とは・・・!)

 

でも、手土産を渡すって、とても難しいことだと思います。

相手との関係を鑑み、

タイミングを見図り、

どのくらいの値段の何を、

どういう言葉を添えて渡すのか、

とっても頭を使います。

 

かく言う僕も、

正月に八ヶ岳に行くときに、

お隣さんや知り合った人に

お年賀を持って行きました。

というか、

妻が持って行ったほういいと買ってきたのですが、

週末に行く程度の関係で

お年賀などを渡したら

逆に相手を恐縮させてしまうのではないか・・・

僕にはそんな想いがありました。

 

まあでも持って行って悪いことはないので

持って行ったのですが、

正月の八ヶ岳はひっそりとしていて

人影もまばらで、

お隣さんもご近所も

皆さん静かな正月を迎えているようです。

いらっしゃらない家もたくさんありました。

 

そんな中で「今年もどうぞよろしく!」

なんてあいさつ回りは

どうも気が引けました。

八ケ岳での人間関係は

そういうことではないような気がしました。

 

ですので持って行った手土産は

渡さずじまい・・・。

こちらも自家消費です。

 

手土産は相手との絆を心地よく保つための

ちょっとしたデバイスですので、

からぶりに終わることもあるでしょう。

人間関係に正解はなく、本当に難しい。

 

お金ではなく気持ちの交換なので、

買ったものとかより、

「ちょっと作ってみたんだけど食べてみて。

まずかったらごめん」

ぐらいの軽い絆ができたらいいなあ、と思います。

 

もっと八ヶ岳の人と知り合えるよう、

出不精を改め、

今年もいろいろな場面に顔を出したいと思います。