週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

あたりまえだけど、人間にふさわしいライフスタイルとは?

昨日から今日にかけては

とても忙しい一日で、

庭仕事をしたり温泉に入ったりした

八ケ岳から戻った体には

とてつもなくこたえました。

 

昨日、

朝起きてひたすらPCに向かって

企画書を書き、

昼も食べずに業務委託先の

築地の会社のデスクに行って

資料作りと打ち合わせをし、

終わったあとは武蔵小杉に向かい、

夕方の6時から10時過ぎまで

長時間ぶっ続けの打ち合わせ。

そのあとは仕事の仲間と3人で

駅近くでがばっと飯を食って(飲んで)、

駆けこむように終電に乗って

帰宅しました。

 

家に着いたのは深夜の1時過ぎ。

 

風呂も入らずにベットに倒れたものの、

頭は興奮さめやらず、

睡眠障害の僕は眠れるわけもなく今朝を迎え、

ジンジンする頭で

今日は11時からの打ち合わせと

13:30からのプレゼンをこなし、

家に帰ったのが夕方の5時でした。

 

今日夕方帰る途中は頭痛とめまいで

電車に乗るのがやっとで、

帰ってからはすぐ風呂を沸かして入り、

夕飯を食べずに寝る体制に入りました。

 

でも風呂に入ってあったまったら

すうっと頭がすっきりし、

お腹も少しすいて、

やっと体が目覚め、

こうしてブログを書けるまでに回復した次第です。

 

若い頃だったら、

朝から打ち合わせや企画などを

何本もこなし、

夜は飲み会に参加し、

その足でまた会社に戻って仕事をし、

会社のソファで3時間ぐらい寝て、

朝またその日の資料をそろえて・・・

みたいな日を、

3日ぐらい続けていました。

 

それが、朝から終電まで働くだけで、

このざまです。

 

昔の働き方がいいとは言えませんが、

体力が落ちているのは厳然たる事実。

 

でもそれ以上に感じたのは、

東京でのこれまでの仕事が

いかに体にも精神的にも負担をかけていたか・・・。

そしていかに非人間的なライフスタイルを

強いていたか・・・。

 

仕事柄、若い頃の僕は

会社から24時間臨戦態勢を強いられました。

辛かったですが、

それがあたりまえだと思っていました。

体は横になっていても

頭はずっとフル稼働していました。

それを何十年も続けていたら、

結局頭はそれが

今もあたりまえだと思っているようです。

 

56歳になったいま、

結局睡眠剤と頭痛薬、

精神安定剤を欠かせない自分を見ると、

かつての常識は

現在の非常識。

たかが20年とか30年とかで

常識がひっくり返る今です。

僕が70歳ぐらいになったら、

今の仕事のスタイルも非常識になるんでしょうね・・・。

 

でも変わらないライフスタイルもあることを

週末の八ケ岳が教えてくれます。

 

朝日とともに目覚めて

庭木の剪定をし、

落ち葉を掃き、

お腹が空いたと思ったらお昼。

ご飯を食べに出かけ、

また戻って家の掃除や

薪の準備などをして温泉に行き、

5時ぐらいには薪ストーブに火を入れて

部屋が温まると同時に

ビールを飲みながらストーブで料理を始め、

ほろ酔い気分で夕飯を食べて、

夜の9時には寝床に入る。

 

モノは変われど

太陽や月の動きに体も心もシンクロさせる、

それがどんな時代がきても

人間にふさわしいライフスタイルなのだと思います。

 

 

医療費の削減が国家の重要課題ですが、

健康な年寄りを増やすことより、

若いうちの体と心の健康を整備する方が、

長い目で見て

よっぽど医療費の削減につながるのではないでしょうか。

それ以上に、

猟奇的な事件や精神的に病んだ事件のない

健全な国家づくりに貢献できるのではないか。

地方創生も少子化問題も、

環境問題も教育問題も、

そんな視点から

もっともっと斬り込んでいいのではないか。

 

ああ、せっかく風呂上りにすっきりした頭に

ややこしいことを考えてしまいました。

ここがもしも八ケ岳だったら

こんなこと考えずに

もう眠りについていたのでしょうが・・・。

 

戻ったばかりなのに

もう懐かしい八ヶ岳です💦

 

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