週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

正論は「盾」にしてはいいけど、「剣」にしてはいけない。

昨日僕が顧問的立場でお手伝いしている

会社の社長の「偲ぶ会」がありました。

僕はその献花係として

お手伝いに行きました。

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会社はこの社長が一代で築きあげた会社です。

業界を牽引してきました。

全然ニッチな業界なので

規模こそ大きくありませんでしたが、

社長を知るたくさんの人が

ひっきりなしに献花に来てくれました。

 

社長は体も声も大きく、

声はドスが効いていて、

服装もハデで、

一見ヤクザで怖いです。

でもふところに飛び込んでしまえば、

とても情熱的で

人を大事にする人でした。

 

会社の事業はというと、

8割が本業で2割が社長の趣味の世界。

でも社員は本業に携わる人5割、

趣味を懸命にこなす人5割。

ですので、

社内では本業と趣味をこなす社員の仲が悪く、

交流はほとんどありませんでした。

 

でも献花に来てくれた方の割合を見ていたら、

社長の趣味でお付き合いされていた方が

5割を超えていたと思います。

 

それを見ていて、

社長は本業で稼いだお金を

たくさんの人に、たくさんの業界に、

還元していたのだな・・・と思いました。

その懐の深さにあらためて気づき

社長の偉大さを身をもって体感しました。

 

社長は大変な知識人で、

ときどき自分の妄想を交えて話が膨らむので、

3割は話半分で聞いていましたが、

想像力もあったので

その3割の話がとても面白い人でした。

一匹オオカミみたいな人で、

誰にも頼らず自分で切り開いていく人でしたが、

それが恩となる時もあれば

仇となる時もあり、

その穴埋めをするのが

顧問的立場としての僕の役目でした。

 

社長の言うことは常に正論でした。

正確に言うと、正論だと思わされました。

ですが、

その正論を振りかざして

社員を窮地に追い込むようなことはしませんでした。

ギリギリまでやっても

最後はセイフティーネットになってくれる、

そんな人でした。

だから一見怖いけど、

たくさんの人を捉えてやまなかったのだと思います。

 

社長は、

自分の思う正論を「盾」にはしても

「剣」にして相手を殺すような人ではありませんでした。

 

今の世の中、

この「盾」と「剣」を使い分ける人が

とても少なくなっているような気がします。

 

「偲ぶ会」が終わって

社員で献杯して盛り上がりました。

社員がこうして交流し合うのは

久しぶりではないでしょうか。

 

横目で見ていながら

異なる点を見出すよりも

共通点を見出そうとする方が

会社はうまくいくのだと思います。

しょせん人間なんて一人一人違うのですから・・・。

 

賛否両論あると思いますが、

僕はそういうやり方を信じたいと思います。