週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

猫心を刺激するギターの弦

GWの最後の日は

家でのんびりギターの弦の張り替えをしました。

いつもは「ダダリオ」の弦か

「マーティン」の弦を使っているのですが、

久しぶりに違う弦を試してみようと、

「JOHN PEARSE」という

全く知らなかった弦にすることにしました。

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張り替えた直後、鈴のようにキラッキラに光る音が楽しみで、

弦の張り替えは面倒でも何でもなく

楽しみですらあります。

 

しかし、そんな楽しい時間を必ず邪魔する奴らがいるのです。

 

ほうら、ギターケースを開いた瞬間に

もうこうです。

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いつものことなので知らんぷり。

 

二匹がケースでかくれんぼしている間に

古い弦を一気に外しました。

のこのこやってきたころにはもう遅い。

もう終わってますよ~。

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弦を外し

クリーナーで磨いた後、

問題は弦を張る作業です。

外すのと違って時間がかかります。

間違いなく奴らが来ることを想定しながら

太い弦から丁寧に弦を張りはじめました。

 

やってきました。

今回は主にとらが絡んできました。

 

手を出す。

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匂いを嗅ぐ。

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弦をチョンチョンする。

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ビヨーンビヨーンをはねる感じが

何故にこうも猫心を刺激するのでしょうか・・・

こっちは弦の先が目玉を突かないように

気を使いまくりです。

 

汗をかきながら

ギターにも猫にも慎重になること30分、

すべての弦を張り終えました。

 

今回は二匹にそれほどかまうことなく

淡々と作業を進めて行って

すべてはうまくいきましたが、

当の本人たちは遊んでくれなかったとばかり

不満そう。

 

とらはそのまんまふて寝してしまいました。

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何故か人の布団の上で、いやみ全開のふて寝です💦

 

さて、二匹が興味を失ったのを見計らって

チューニングし音を鳴らしました。

 

おお~!鈴のようにシャンシャン鳴ります。

ですが、いつものダダリオの弦に比べたら

キラキラ感が足りないかもしれない。

 

ギターって、

これは楽器全般に言えることなのかもしれませんが、

生き物のようです。

メーカーによって

ブランドによって違うばかりか、

個体のひとつひとつが違っていて、

100のギターがあれば

100の音があります。

また一台のギターをとっても、

弦のメーカーが違えば

全く違う音が鳴ります。

そうして弾き込めば弾き込むほど

どんどん自分の好きな音に成長していく。

 

弾き手の魂が乗り移っていくようで

徐々にお互いが近づいていく感じ。

手なずければ手なずけるほど

可愛さを増していきます。

 

まるで猫のようです。

 

最近ギターを弾き始めると

二匹がニャーニャー鳴き始めます。

音に合わせて歌ってるのかな?

なんて解釈したくなりますが、

雰囲気的にはそうではなく、

「ギターじゃなくて俺をかまえ!」

と怒っているような感じです。

 

猫とギターはライバル関係にあるのでしょうか?

僕にとっては似た者同士なのですが・・・。