先週末に庭に生えていた蕗を採って
煮物にしました。
塩をかけて板ずりしたあと
さっとゆでて、
冷水につけながら表面のスジを縦に割くように
剥がしていきます。
この作業がとても大変💦
ツメの中が真っ黒になります。
蕗の煮物を作るのに
どうしてここまで時間と手間をかけるんだろう・・・
と思いながらも剥くこと30分。
きれいに向けた蕗を
今度は醤油とカツオとみりんで作ったダシの中に入れて
柔らかくなるまで茹でます。
茹で上がったらダシがしみこむように
一日冷蔵庫で寝かせます。
大量に出来た蕗の煮込み。
東京に持って帰って
自分の夜の酒の肴にでもしようとしたら、
息子がそれを見つけて
「おおっ!蕗の煮物じゃん!俺これ大好き!!」
と言って、がぶりつくではありませんか!
こんなものに今まで見向きもしなかった息子に
びっくり。
「ええっ?お前好きだったの??」
と聞いたら、
「当たり前じゃん!昔からこういう和食系好きじゃん!」
と返事が返ってきました。
嘘です。
こんなものに見向きもしなかった時代を
親として見てきただけに、
ああ、こいついよいよ大人になってきたのかな・・・
なんて、ちょっとうれしくなりました
「おお、よかったら全部食えよ。」
と言ったら、
ほんとに全部平らげました。
それも極端だけどな💦
器に盛った蕗の上に
同じく庭で採れた山椒の葉を乗せて
ちょっと居酒屋の小鉢風にしたのですが、
「これ山椒だよね、いい香りだね」
と言って、
ごはんにかけるようにして食べる子供の姿に、
やがて未来になって
八ケ岳に家と庭があることの喜びに
気づいてもらえる予感がしました。