歳をとるにつれて
油物から遠ざかっていきます。
揚げ物、若い頃は大好きでした!
今はというと、食べたいと思うのですが、
目の前に運ばれてきた揚げ物を見ただけで
お腹いっぱいになってしまう。
でも妻は、僕の2歳下にもかかわらず、
揚げ物大好き。
昨日はその妻の誕生日で、
私の誕生日なんだから揚げ物行くわよ~!
と、息子ともども引っ張られるように行ったお店が、
四谷三丁目にある、串揚げ「いしやん」でした。
四谷三丁目の交差点を
曙橋方面に2分ほど歩くと
左側にあります。
ここ、少し前はラーメン屋さんだったような・・・。
6時半過ぎに入ったのですが、
店内はもう盛り上がっていました。
会社の若い者同士の飲み会、
会社の歳より同士の飲み会、
カウンターでは
ちょっと不倫の匂いがする
カップルがしっぽりと。
いかにも四谷らしい、いい感じです。
僕らはというと
家族の誕生祝いです。
これが四谷に似合っているかどうかはわからないまま、
でも新橋でもない、
赤坂でもない、
六本木でもない、
妙な暖かさに包まれて、
串揚げ10品のコースを3人前注文しました。
これが最初に来た海老。
そしてこれが、終わりごろに来たホタテ。
串揚げは大阪で何度か食べたことがありますが、
揚げ物は大好きなものの、
食べた翌日に胃がもたれるので、
今日は控えめにしよう・・・
そう思っていたのですが、
一口食べたら、ビックリ!
揚げた油が軽いのです。
サラサラしているのです。
あ、こりゃいける!
そう思ったら急に胃袋が活気づいてきました。
息子も、ええ~、串揚げ・・・?
なんて引きぎみでしたが、
あ、うまい!と声をあげました。
思わずもつ煮とか、アボカドとか、
普段は絶対食べないようなつまみを注文し、
次から次へと来る串揚げの速さを上回る速度で
ガンガン平らげて行きました。
串揚げ遅いぞ~!
ぐらいの勢いです。
というわけで、
リニア中央新幹線のごとく食べつくして時計を見たら
7時40分。
ええ、まだこんな時間?
なのに腹いっぱい。
でも最後は締めないと・・・
とばかり、
僕は鶏のそぼろ丼、
息子はおろしそばを注文しました。
もう最後は3人でシェアしまくって
やっとこさ平らげてお会計。
お酒も5杯ぐらいたのんだのですが、
3人で1万2千円ぐらいでした。
軽いサイフにやさしい串揚げ。
気分も軽く家に帰って、
まだ8時過ぎだというのにバタンキュー!
でももっとその軽さを実感したのは
今朝のこと。
あれだけ食べたのに
全く胃もたれしていませんでした。
この「いしやん」、
翌日に尾を引かないあたり、
四谷っぽい感じ!
大人の人が集まってもいいし、
しっぽり隠れてもいいし、
ディープな四谷ですが
カラっと四谷の
ライトな側面を教えてくれる
名店だと思います。
四谷に行くなら是非お勧めです。