雑木林の中には
高木に隠れるように
梅の木があります。
ひょろひょろと情けなく
花もあまりきれいに咲かないので
この春に切ってしまおうと思ったのですが、
花が咲いているのを見ると
どうしてもかわいそうで切れなくなってしまいます。
そうして切らずにそのままにしていたら、
実がなりました。
花は大したことなかったのですが、
実は鈴なりになっています。
いわゆる大粒の梅とは違い、
僕の小指の先ぐらいの小粒の梅です。
ひょっとしてこれが甲州小梅なのだろうか・・・。
前に住んでいた人が植えたものなのでわかりません💦
この小梅ですが、
ちょっとまだ早いかな・・・
と思ったものの、
今度いつ来れるかわからない不確定な身分なので
ええい!とばかり収穫し、
梅酒を作ることにしました。
収穫した梅はこんな感じ。
これで約500gです。
収穫した梅のひとつひとつの
ヘタの部分を取ります。
これがヘタです。
最初はつまようじで取っていたのですが、
5個ほど取ったらつまようじがダメになりました。
ですのでドライバー工具からキリを取り出し
それでヘタ取りに専念しました。
ヘタ取りに熱中すること約30分。
きれいになった梅の実を
ていねいに洗います。
そうして一つずつ布巾で水気を取って
日向で1時間ほど乾かしました。
さあ、いよいよ梅酒づくりのスタートです。
これが梅酒づくりに欠かせない3点セット。
今回収穫した500gに合わせると・・・、
・ビン(1.5L)
・ホワイトリカー(35度)900ml
※普通の25度の焼酎でも全然OK
・氷砂糖(250g)
です。
なんて偉そうに言っても
まあ、すべてがネットのレシピの合わせ技ですが💦
こんなふうにミルフィーユのように
小梅と氷砂糖を交互に入れていきます。
そうして最後にホワイトリカーを注ぎます。
900mlのホワイトリカーを買ったのですが
少し残りました。
800mlぐらいしか入らなかったようです。
ようし、できあがり!
これを冷暗所に置きっぱなしにすると
半年後には立派な梅酒にになるという話。
半年後というと、11月。
紅葉ももう最後の頃でしょうか。
薪ストーブが稼働し始めた頃でしょうか。
薪ストーブで暖められた部屋を出て
冬の気配を感じるウッドテラスで
半年前に漬けた梅酒を、
半年前の初夏を思い浮かべながら飲む。
その半年後のひととき想像しながらの梅酒作りは
どらえもんのポケットのような
楽しさを感じます。