週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

本当に愛着のわく物は、自分を元気にしてくれます。

おとといスーツ4着断捨離して

こうなりゃ人生の衣替えだあ!

と割り切った直後の昨日、

そういう日に限って

色々なことが重なります。

 

愛用していたメガネが壊れました。

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あちゃー!

早速買わないと・・・

と思って、

JinsとかZoffとか、

レンズ込みで1万ぐらいのメガネショップに駆け込んだのですが、

どうもしっくりくるメガネがありません。

 

僕の顔は鼻が太くでかくて、

よく言えばギリシャの彫刻系ですが、

見た目は中東系です。

しょうゆかソースかと言われたら

間違いなくソースです。

 

ですので、日本人向けに作られたメガネは

鼻の部分が狭すぎて、

かつ、顔に比べて小さいので、

自分でも笑っちゃうぐらい

コミカルなおっさんになってしまうのです。

 

さて、どうしよう・・・・

仕方がない、

高いけど、

壊れたメガネを買った

OBJ」というショップに行きました。

銀座にあるセレクトショップです。

 

本当に何年ぶりに来たこのお店、

店員さんの顔も全然覚えていませんが

僕のクライアントカードみたいなのが残っていて、

名前を言ったら、

このメガネは

13年前に買ったものだとわかりました。

 

あ、そんな昔だったんだあ・・・

と感慨に浸っていたら、

それ以上に驚いたのが店員さんで、

「13年も持っている人は初めてかもしれません!」

と、驚かれました。

「長年大事にしていただいて、ありがとうございます」

と言われたのですが、

帰って妻にそのことを言ったら、

「買い換えられないほど貧乏だって思われたってことよ」

と、バッサリ。

 

「修理できますか?」

と聞いたら、

「もうこれは部品もないし修理不可能です・・・」

とのこと。

 

仕方がない、

一応形上、いいものがあったら買おうかな・・・

ぐらいのポーズで店内を見渡した後、

そそくさと出ようとしたら、

ドキッとするようなメガネを見つけてしまいました。

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このタイプのべっ甲です。

 

ちょっとデザインが入った

フランス製のメガネで、

かっこいい!

ちょっとかけてみたいと言って

かけてみたら、

やはり外人顔の僕にはしっくりくるのです。

 

で、いくらなんじゃい?

と思って値札を見たら、

フレームだけで3万8千円でした。

 

ゲゲッ!

 

脂汗がでるほど迷い始めてしまったら、

店員さんが、

「大量生産のメガネは安いですが、

デザインも似たり寄ったりで

愛着もわかないので、

下着を買えるように毎年何本も買う人がいますが、

それはそれでメガネの楽しみ方だと思いますが、

10年以上大切にされる方でしたら

高くても妥協せずにピンときたものを選ばれた方が

結局得をすると思いますよ」

と、絶妙なアドバイスをくれました。

 

アドバイスというより

セールス文句なのでしょうが、

そういうセールス文句に弱い僕。

即決してしまいました💦

 

汗びっしょりになって店を出て、

買ってしまったあ・・・

と回想したのですが、

嫌な気分じゃなかったです。

せっかくいいもの買ったなら、

大事にしよう、という気持ちはもちろん、

このメガネに合うように

歳をとったなりにかっこよくなろうよ、

と背中を押されている気分でした。

 

どんどん買う物は減らしていっても、

その分大切にしたいと思えるような

いいものに、お金を使う。 

どうでもいいものは消費財と割り切って

買ったとしても、

自分を高めてくれる物には

1点豪華主義ではないですが、

惜しまずに使おう。

 

そう思ったら、

高いお金を払って買うものもあれば、

DIYでほとんどお金をかけずに出来るものもあり、

そのどっちが価値があるか、というのは、

自分の愛着の気持ちによるのだと思います。

 

これなんか、DIYで1万以下で作ったシェルフですが、

僕にとっては大切な宝物です。 

www.kogysma.com 

お金じゃない、って、

そう言うことなのだと悟った気分になりました。

 

ファッションとかには超疎い僕ですが、

60歳近くなって

ちょっとファッションに目覚めた感じです。

 

ちょいワルオヤジでも目指してみるか!と。