昨晩、BSプレミアムの
「ワイルドライフ」という番組で、
アカギツネののドキュメンタリー映像が
放映されました。
家族そろって自然物の番組が好きなのと、
アカギツネのしっぽが飼っている2匹の猫に似ていて、
思わず家族で見てしまいました。
(写真は「宮城蔵王キツネ村」からお借りしました。
すごい面白いサイトです!)
舞台は自然保護区になっている
オランダの干拓地。
アカギツネというのは
北米やユーラシア大陸の北部に生息するキツネで
とても賢いキツネです。
厳しい自然環境の中
水鳥をまとめて数羽仕留めたり、
食べきれない分は地面に埋めて貯蔵したり、
子育てにおいても3匹の子供それぞれに
獲物を一生懸命捕ってくる姿に、
じーんと胸を打たれました。
感動に満たされながら見ていたら、
うちのキツネ、
いや、二匹の猫、
とらとこたがのこのことやってきました。
何をそんなに神妙に見ているのだ?
おや、なんだこれ?
俺たちの縄張りを犯しに来たのか!?
とばかり、
キツネに視線がロックオンしていきました。
そのうちに映るキツネを
前足でチョンチョンいじろうとします。
画面の中を行ったり来たりするキツネを追いかけるように
やがてテレビの前を大騒ぎしながら
ぴょんぴょんはね始めました。
・・・。
うるさ~い!!
いい加減にせんか!
テレビが見れないだろ!
お前たちが画面の向こう側に行ったら
勝てる相手じゃないわ。
向こうに行ったら30分で凍ってるわ。
水鳥にいじめられてるわ。
でも、もしもこの二匹が
こういう大自然の中に放たれたら
どうなってしまうんだろう・・・?
そう思ったら急に恐ろしくなり
二匹を抱いて
テレビから離しました。
何すんだこのやろー!
ぐらいの勢いで腕の中から逃げ出す猫に
こういう大自然の場所で生きるのが幸せなのか
それとも
このヌクヌクのマンションの中で生きるのが幸せなのか、
どっちが本人(本猫)たちにとって幸せなのか
わからなくなりましたが、
一緒にテレビを見る家族の一員だと思うと、
家の外に放り出すことはできません。
八ケ岳に連れて行きたいと思うのですが
それすらままなりません。
思わず夜食に猫用缶詰の「とりのささみ」を混ぜてあげたら、
いつもよりおいしそうに平らげたような気がしました。