週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

眠れない理由は、安心できていないからかも。

猫は一日のおよそ1/3を寝て過ごします。

でも多くはレム睡眠という浅い眠りのようです。

危険が突然やってきたらすぐ対応できるように

野生のDNAのようです。

眠っていても安心できていないのでしょう。

 

 

僕は睡眠障害があって

どんなに疲れていようが

遅く寝ようが、

午前2時とか3時に目が覚めてしまい、

そこから眠れなくなってしまいます。

悶々と夜を過ごし

やがて夜が明ける頃、

5時過ぎあたりに突然眠気がやってきます。

ああ、やっと眠れる・・・

と思うのですが、

その頃家族がごそごそ起き出します。

そうすると眠りたくても眠れなくなってしまいます。

 

早期覚醒、といって

その薬を飲んでいるのですが、

それでもなかなかうまくいきません。

 

ところが、八ヶ岳に行くと

信じられないくらい熟睡してしまいます。

 

熟睡できたことがわかる基準が僕にはあって、

熟睡して目が覚めると、

「ここはどこ?私は誰?」

状態になるのです。

2,3秒経ってはじめてここがどこかわかるのですが、

目覚めた瞬間は

今自分はどこにいるのかがわからないのです。

その直後に、ああ、ここは八ヶ岳なんだ・・・

と思い出すと、

よかったあ~!と、元気がでます。

 

この週末、金曜と土曜に一人で八ヶ岳に2泊したのですが、

2日とも熟睡できました。

 

東京では

枕を変えたり、布団を変えたりしてもダメです。

高いマットレスも効果ありません。

音にも敏感なので

部屋の扉をしめて寝ますが、

それでもダメ。

さらにエアコンの風がダメなので

この時期本当につらいです。

 

八ケ岳は何一つ工夫をしていないにも関わらず

ぐっすり眠ることができます。

 

空気の揺らぎとか

マイナスイオンとか

もちろんそういう理由もあるのでしょうが、

それを越えて

本来の人間の子供に戻ったような、

子供の野生を取り戻したような、

そんな感覚に近いのかもしれません。

 

そしてもしもこの山小屋が

ホテルだったらどうだろう?

と考えると、

やっぱり眠れなくなっているだろう自分が想像できます。

ということは、

空気の清々しさとか静けさとか

それだけじゃなく、

自分が心から安心できている場所になっているのかもしれません。

 

猫はレム睡眠が多いのですが

その途中で時々ノンレム睡眠(爆睡状態)になる時があります。

本当に身を放り投げたように

安心しきっています。

f:id:kogysma:20190708220152j:plain

 

睡眠障害を持つ人はたくさんいると思います。

仕事のストレスと栄養バランスとか

外的要因はたくさんあると思いますし

そのどれもが睡眠障害の要因の一つなのでしょうが、

自分が心底安心できる、と思ったら、

空気が多少悪くても

音が聞こえても

眠れてしまうものなのかもしれません。

 

眠れない人には

不安を解消できる場所こそ

熟睡を提供してくれる薬なのかもしれません。

 

夜ストン。ぐっすりミスト SWITCH me アロマミスト