週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

初めての「トムヤムラーメン」は、梅雨のジメジメを吹き飛ばすようなうまさでした。

昨日から八ヶ岳に来ています。

シトシト雨がふったりやんだり。

日照時間日本一を誇る北杜市ですが

今年の梅雨には勝てないようです。

気温は22度。

湿度は88%!

 

それでも東京の88%とは思えないぐらい

涼しいです。

 

そんなシトシト天気に体が刺激を求めていたのか、

今日のお昼はタイ料理にすることにしました。

行ったお店は、

清里のある「ホーリーマウンテン」です。

tabelog.com

 

国道141号線から千ヶ滝の方に向かい、

千ヶ滝を越えて少し行くと

右側にあります。

 

おおっ、雑木林に囲まれているではないですか!

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うちと似てるじゃん!

いや、もとい!

うちよりもちゃんと手入れされている・・・。

そうか、

雑木林もこういうふうに手入れると

庭っぽくなるんだ・・・。

いや~参考にさせていただきます💦

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庭だけじゃなくて

この濡れて黒光りしたウッドデッキ、

こちらも参考にさせていただきます💦

 

お店に入ります。

真ん中に薪ストーブがあり、

その両側に4人掛けのテーブルが2つ。

ストーブの前のカウンターには

椅子が2脚。

小さなお店ですが

その分きっと冬は暖かいんでしょうね・・・。

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スタイルからして、

薪ストーブはドブレかな・・・?

 

その上に乗っている本を見ると

ここのお店のマスターの価値観が

もろわかります。

「新たしい移住のカタチ」なんて本を

思わず手に取ってしまいました。

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注文した料理はというと、

僕は「ガバオライス」の大盛り(1000円)、

妻は「トムヤムラーメン」(900円)。

とても優しそうでフランクな

若い店主が一人で切り盛りしていて、

それだけにふと心配にもなりましたが、

間もなくやってきた料理は絶品でした。

 

まずは僕が注文した「ガバオライス」です。

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僕は「ガバオライス」が大好きで、

東京でも一人喫茶飯を食べようとすると

ガバオライスがある店を探してしまうのですが、

これまで食べたガバオライスとは一味違います。

何が違うかっていうと、

タイ米、ひき肉、目玉焼き、トッピングのタイバジル、

それぞれの個性が主張し合っている感じです。

普段食べるガバオライスは

うまくそれらが融合しているのですが、

ここのガバオライスはそれぞれが主張し合っている。

ひょっとしてこれが本当のガバオライスで、

普段食べるそれは、

うま味調味料でごまかされているのかもしれない・・・

そう思うほど新鮮でした。

そんでもって結構辛い!

 

そして妻が注文した「トムヤムラーメン」がこちらです。

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トムヤムクンにフォーを入れたもので、

きっと辛いんだろうな・・・

なんて漠然と思って妻が食べるのを見ていたら、

夢中になってガツガツすすっているではありませんか。

あまりにうまそうに食べているので、

ちょっと交換、といって、

ガバオライスと交換して

タムヤムラーメンを食べたら、

いや、なにこれ?

食べたことのない味!

ラーメンと言えどもラーメンではありません。

トムヤムクンと言えばそうかもしれませんが、

それにはない濃厚さがある。

そして麺はというと

超くせがない米粉の麺。

 

おいしい!!

 

大好きなガバオライス以上においしい!

ガバオライスよりも辛くない!

そんでもって海老の絶妙なダシが

隠し味のように効いています。

 

2人で思わずスープ全部を飲み干してしまいました。

 

お客さんは僕たち二人だけだったので

厨房にいる店主に思わず

「おいしいです!」

と声をかけたら、

ありがとうございます、と言って

恥ずかしそうな笑顔で出てきて、

僕がこの麺はフォーですよね、

と聞いたら、

「フォーはベトナムの麺のことです。

タイではフォーとは言いません。

同じ米粉の麺ですけど(笑)」

と教えてくれました。

 

そう、改めて思いのました。

ここは日本流にしつけられたアジア料理の店ではなく

タイ料理のお店なんだと。

 

清里の繁華街から

山奥深くへと下って行った山の中にある、

隠れ家的なお店ですが、

その味はというと

その場所に負けないくらい

奥の深い味でした。

 

ちなみにお店は、

金土日の3日間のみ営業です。

あとはイベントなどに出展しているようなので、

そちらの方が忙しいのかもしれません。

 

僕の八ヶ岳のレストランのセットリストの

4曲目ぐらいに入る

間違いなく記憶に刺さる隠れ家です。