歳をとるにつれて
使わないものが増えていくものです。
体の新陳代謝が落ちるのに似ているのかもしれません。
少しずつ溜まっていく使わないもの。
最近ではメルカリなんかで
売買を楽しむ人が増えているようですが、
それはそれで大変なようで、
売るものをいかにきれいにみせるか、
いかに信頼される出品者か、
購入希望者の問い合わせメールに
いかにタイムリーに真摯に答えられるか、
クレーマーごとき人にいかに平然と対処できるか・・・、
などなど、
とても精神的労力を使うようです。
そういう手間が大嫌いな僕ら。
じゃあ
増えていく使わないものたちを
どう処分するか、を真剣に考えたら、
フリマに出店がいいんじゃない?
ということになりました。
それでもって先週末
東京に帰る前に
清里で5月から10月の間、
毎月一回開催されている
下見してきました。
「カーブーツセール」とは
品物を乗せたクルマのトランク(=カーブーツ)を開けて
マーケットを始めることからきている言葉。
いわゆる「フリマ」のことなのですが、
八ケ岳においては
「フリマ」というより
「カーブーツセール」という方が
断然お似合いです。
そう言っただけで行きたくなります。
会場は清里のオーベルジュ横の牧草地で、
四季を問わず
八ケ岳ならではのいろいろなイベントが
開催されている場所です。
牧草地なので
都会の公園などで行われるフリマより
全然気持ちいい!
売られているものはというと、
洋服や食器などは当たり前ですが、
チェンソーや芝刈り機、
かつて山小屋で使われたような電気の傘、
山でとってきた鹿の角、
自分がつくったステッカー、
庭で採れた自慢のトマト、
最新のキャンピングギア、
倉庫に眠っていたよくわからない整理箱や
誰が何のために作ったのかわからない
神輿の飾りとか・・・、
もう支離滅裂なのですが、
そのカオス感にも八ヶ岳らしさがあって
眺めているだけで楽しいです。
でも、今回このカーブーツセールに来た目的は
自分たちが使わなくなったものが
果たしてこのフリマに合っているかいなか、です。
ほとんどが東京生活で出てきた
使わなくなったものたちなので、
ひょっとしてそぐわないんじゃないかと心配したのですが、
なんでもありのこのカオスな雰囲気に
自信がつきました。
自信がついたついでに
とある出店していた人に、
出店について雑談したら、
今年はもう出店者は締めきっているのだとか・・・。
出店するなら来年の募集に応募するのだとか・・・。
人気なんですね💦
でもメルカリに出すより
青空の下の牧草地で
日がな一日いろいろな人との出会いがあると思うと
清々しい。
清里カーブーツセール、
こりゃやっぱりいいですわ。
こんなツリークライミング体験なんぞも
ありましたし。
フリマというより
エンターテインメントイベントですね。
来年の出店目指して、
今から家の整理整頓をしていこうと思います。
整理整頓が楽しくなりそうです。