昨日、カレーが食べたくなって
白州にある
「麺とカレーのお店 かるみれんげ」
というお店に遅いランチに行くことに。
八ケ岳はパンの激戦区と言われていますが、
カレーもそうです。
香辛料にこだわった本場のカレー、
野菜たっぷりのカレー、などなど
人気のカレー屋さんがたくさんあって
どこに行ってもおいしいのですが、
この「かるみれんげ」というお店は
ネットで調べてもあまり出てきません。
場所は国道２０号線沿いで、
長野との県境にあるのですが、
休業したホテル（ペンション？）らしき中で営業をしていて
通りすがりに気がついて
ぶらり入ってみよう、
という気にままずならないでしょう。
これが外観です。
廃墟のお屋敷みたいで、ちょっと怖い・・・。
見渡すと敷地内はセルフビルドで
何かを作っている途中、と言った感じです。
この建物の入り口に
看板が出ていました。
店に入ると
お世辞でもカレー屋さんとは思えない
時代遅れの小さなペンションの元食堂、
みたいな感じのダイニングがあって、
カウンターを含めても
１０人ちょっとで満席になりそうです。
午後の２時近くに行ったのですが、
先客が２組いました。
「麺とカレーのお店」
というぐらいだから
麺とカレーをそれぞれたのんで
シェアしようとことになり、
「かるみれんげ盛り」という
キーマカレー、チキンカレー、チャナマサラという
３種類のカレーを盛ったプレート（１２００円）と、
「カオソーイ」という
タイのレッドカレーラーメン（８００円）を
それぞれ注文しました。
カレーはというと
それほど辛くありません。
３つのうち
チャナマサラというひよこ豆のカレーが辛い、
とありましたが、
思ったほどでの辛さではありません。
麺はというと
カレーよりも辛めですが
辛くない濃い目のトムヤムクンのスープに
ラーメン屋さんの麺が入っているという感じです。
しかし味はというと
どちらの料理もしっかりと整っていて
すごくおいしい！！
僕のようなあまり辛いのがダメな人も
当たり前のようにいただけます。
何かのスパイスが突出しているのではなく
いろんなスパイスが
バランスよくたくさん入っている感じがしました。
不思議なことが起こりました。
食べ終わって一息ついたら
頭がなんだかジーンと熱いのです。
でもよくある汗が噴き出るようなことではありません。
頭の中で汗をかいている感じでしょうか。
ジーンとしてぼーっとして
いい気分になりました。
会計を済ませてクルマを運転していたら
妻が、
「ねえ、なんだか頭が酔ったみたいな感じが
するんだけど・・・」
と言い出しました。
僕だけかと思ったら
妻もそうだったんだ・・・！
これはこの料理に入っていた
スパイスのせいに違いありません。
そのあと八ヶ岳アウトレットなんぞによって
何も買わずに出てきて
夕方早めに家に着いたのですが、
僕はとても眠くなって
ソファーの上で３０分ほど小寝しました。
普段はこんなことありません。
これ、間違いなく「かるみれんげ」の効果です。
どんなマジックがこの料理に込められているんだろう？
そう思ってホームページを見たら、
”押しつけがましいこだわりはありません”
としつつも、
”身の回りで体調を悪くしてしまった人や
自分自身が年を重ねて身体の不具合を感じ始め、
薬ばかり飲むのではなく、
食べる物で体調を変えられないかと思い、
漢方（スパイス）について興味を持ったのです。
スパイスそれぞれに作用がある事を知り、
自分自身しばらく食べ続けてみると、
「そういえば風邪をひきにくくなったなー。」と
感じるようになりました。
毎日とは言わないけれど、
時々スパイスをチャージしに来てください。
続けているうちに、
身体の調子が良くなるかも知れません。”
とありました。
そうか、香辛料の本来持つ
薬膳的な効能を
上手に引き出していたんですね。
本人が自らの体験からできたメニューだったのですね。
「暑いっちゃカレー、
寒いっちゃカレー」
なんていうコピーを書いた人がいました。
だらけた体の目を覚ます、
そんな辛さの刺激にばかり目が行きがちな
カレーですが、
そういうフィジカルなことよりも
メンタルな方を刺激してくれ、
その効果がもろにわかるカレーを食べたのは
二人とも初めてでした。
その効果のせいか、
副交感神経が高まった僕はというと、
台風の雨風の音に気を取られることなく、
本当に久しぶりに
ぐっすりと眠ることができました。
ちなみに妻曰く、
たぶん麺の方が効いたんだと思う・・・。
体調がすぐれないと思ったら
是非この「かるみれんげ」のマジックを
体験してみてください 。
