よく見る夢のひとつに、
お金があっちこっちに落ちている夢があります。
夢といっても
人生の夢、みたいな抽象的なものではなく、
夜寝ているときに見る夢のことですので・・・。
昨晩はその夢に
いい意味でも悪い意味でもうなされました。
とにかく
山道なのか田んぼ道なのかかはわかりませんが、
舗装道路ではないです。
クルマが通れないような細い道で、
左右は雑木林だったり
生垣だったりします。
その樹木の下に、
お金が散らばって落ちているのです。
お金といっても
札束ではありません。
全部コインです。
１円玉、５円玉、１０円玉、
５０円玉、１００円玉、５００円玉。
いろいろなコインが混ざって
散らばっているのです。
前を行く人や
すれ違う人がいるのですが
誰もそのコインに気がつきません。
僕は、人いなくなった瞬間を見計らって、
そのコインをせっせと集めるのです。
ポケットはどんどん一杯になって
お金が入りきらなくなり、
しまったあ～！
こんなことになるなら
八ケ岳でショッピングするときに使う
トートバックをもってくればよかったあああ～！！
なんて後悔していたりします。
人影が見えると
何事もなかったように携帯なんぞをいじくります。
人影がなくなると、
それっ！とばかり、
地面にしゃがんで
お金掘りに集中します。
やばいことをしているというのではなく、
こんな誰も知らないすごい秘密を
自分だけのものにしておきたい！
そんな焦りでいっぱいになっています。
ふと手元からその先の木に目をやると、
そこには５００円玉ばかりが散らばっています。
うわっ、すげ～！
こっちの方が全然いいじゃん！
と思って、場所を移動します。
でも袋を持ってきていない僕は
もうコインを持ちきれないので、
残念だけど今日はここまでにして
明日また来よう、
と後ろ髪を引かれながら
誰もこのことに気がつかないことを祈りながら、
帰ります。
その日の収穫はというと、
たいてい５０００円ぐらいなのです。
何故か１万にはいかないのです。
５０００円あったら
今日どころか
明日だって過ごせるじゃん！
そんな満ち足りた気分になっている自分がいます。
といったような夢なのです。
この夢、ほんとよく見るのです。
情けないですが
僕の性格と現実のすべてを物語っているようで、
朝目覚めると自分がいやになります。
というか、
夢が夢だったことのショックにさいなまれます。
そんな悪夢からやっとこさ覚めて、
仕事に行って家に帰る途中、
コンクリートの歩道の真ん中に
５円玉が落ちていました。
人通りの多い道で
前にも後ろにも、
すれ違う人もいましたが、
そんな通行人に気兼ねすることなく
その５円玉を拾いました。
これです！
５００円玉の１００分の１ですが、
夢が正夢になった瞬間。
上を向いて歩くはいいことですが、
下を向いて歩くのも
いいことがありました。
夢は空にあるけど
ご縁は地面にある。
自分が踏ん張って歩いている地面に。
なんてかっこいいこと言っていますが、
やってることはカッコ悪！！
でも落ちているお金を拾った瞬間って
なんでこんなにうれしいんでしょ💦
小さな秋、見つけた今日でした。
ああ、ほんとしょうもない・・・。
