週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

未来に逃げよう。

昨日八ヶ岳から東京に戻りました。

天気も良くなかったので

ランチに行く以外はただ何もせず、

ぼーっとリビングのソファに寝っ転がって

日がな一日庭を見て過ごしましたが、

そんな意味のない時間が

東京に戻ると

鮮明によみがえり、

ああ、また早く行きたい・・・

と憧れさせてしまうのは何故なんだろう。

 

リビングから西に目をやると、まだ夏でした。

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東に目をやると、秋でした。

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デッキからちょっと出て庭の南に行ったら、

南天の実が。

あったかい南側なのに、なぜ冬よ?

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僕は生まれも育ちも福島です。

社会人になって東京に来ました。

六本木に初めて足を踏み入れたのは

22歳の時でした。

東京出身の妻と結婚し

所帯をもって、

やがて家を買いました。

それから30年近くたって

子供たちも独立し、

八ケ岳に山小屋を買いました。

 

僕は長男なので

本来なら実家を継いで

福島で身を固めるべきだったのですが、

東京で家を持ち、

縁もゆかりもない山梨に山小屋を持つという、

昔の人に言わせたら

とんでもない道楽に映るんでしょうが、

当の本人は道楽なんてつもりは

これっぽっちもなく、

後ろを見たら崖っぷち、

前を向いて歩くしかなく、

一心不乱に歩いて行ったら

こうなっているだけのことです。

 

お金に余裕があるからやっているのではありません。

気持ちに余裕がないからこうなったのかもしれません。

 

苦しいなあ、と思う時にこその、

逃げ場と言えば逃げ場。

 

でも、逃げ場があるって本当にいいことなんだ、って、

最近特に思います。

 

逃げるが勝ち!です。

 

福島の実家は過去の記憶の塊です。

東京の家は今日の記憶の集まりです。

明るい色もあればどす黒い色もある、

いろんな色に彩られた

落とすことのできない油絵です。

 

僕はその油絵の

どちらかというと

どす黒い色ばかりに目をやってしまうタイプ。

上を向いて歩け、と言われても、

足元を見ないと不安でたまらないタイプ。

 

多分こういう人、

たくさんいると思うのですが、

過去にもとらわれない、

現在もない、

未来を描けるキャンバスがあると、

人は元気になれると思います。

 

旅はそれに近いのかもしれませんが

やっぱり現実の延長にあるオアシス。

そうじゃなくて、

現実とは切り離されたオアシスこそ

今の人に必要なんじゃないか、って思います。

 

今週末、来週末と予定があって

八ケ岳には行けそうにありません。

未来に戻れるのは3週間後になりそうです。

 

Back to the Future!

ならぬ、

Escape to the Future!

 

明日の現実に向けて、

今日はとりあえずもう寝ます。

ありがとうございました。

 

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