週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

57歳にして新しいネクタイの結び方を覚えました。

僕は42歳で20年務めた会社を辞め

フリーの身になったのですが、

スーツとネクタイから解放され

そのあまりのうれしさに、

ジーンズにキャップをかぶって、

「俺は自由だ~!」と心の中で叫びながら

街を闊歩していたら、

1年の間に、新宿で2回、渋谷で1回、

職務質問されました。

 

警察官はすごいですよ。

どこからともなくさっと二人でやってきて、

一人が前を、もう一人が斜め後ろを塞ぎ、

すみません、ちょっといいですか?

と下手に聞いてきます。

それで、矢継ぎ早に、

今日は平日ですがお休みですか?

お仕事は何を?

カバンの中見せてもらえますか?

と、有無を言わさず聞いてきます。

そうしてボディチェックをされます。

何もないとわかると、

ご協力、ありがとうございました!

と去っていきます。

 

往来の激しい場所なので

通りすがりの人がジロジロ見ます。

その恥ずかしい事ったらありません。

人格権を侵害されたようで

ほんと、訴えてやろうか、と思いました。

 

でも3回目になると、またかよ・・・

って気持ちになり、

警察官にため口きけるようなり、

「あのさあ、僕この区民なので

怪しい外人じゃないからね。」

「前にも職質されけど、

いい加減この顔覚えてよ・・・」

「僕のどこが怪しいの?全部?」

・・・

嫌味言っているつもりが

だんだん自己嫌悪になっていきます。

「いや~大変失礼いたしました。

最近特に東南アジアや中南米の方による被害が

多発しているもので・・・。

今後は覚えておくようにいたします!」

って、

ダメ押しされました。

どん底に落とされた気分になりました。

 

でも話していてわかったのが、

どうもこのキャップがそう見えるらしいのです。

ちなみにキャップをかぶるのをやめたら、

その後すっかり職質されることはなくなりました。

 

あれ?

なんでこんな話になったんだろ?

 

職質体験を書くつもりはなく、

57歳にしてネクタイの結び方を一つ知った、

ということをお知らせしたかったのですが。

 

10月から新しい仕事で

週1日はとある会社に顔を出さないと

いけないことになりました。

その会社は半官半民の会社なので

みんなまじめにスーツにネクタイです。

まれにクリエイティブセクションの人間で

普通のズボンに

普段着の襟付きシャツを着てくる人が

何人かいるのですが、

ちょっとむさくるしい人たち、なんて言われています。

ですので僕もいきなりそうはいわれたくないので

まずはみんなと同じように

スーツとネクタイで行くことにしました。

 

久しぶりに着る昔のスーツと昔のネクタイ。

うわっ、古!

とか思いながら、他にないのでしかたなく、

でも多少は若い頃の姿と変えたいなあ、と思い、

ネクタイの結び方をネットで調べて学びました。

 

これまで「プレーンノット」という結び方

一本やりで来たのですが、

結び目がちょっと大きく正三角形になる

「セミ・ウインザーノット」という結び方です。

 

3回ぐらい失敗しましたが

すぐに覚えました。

57歳にして2つ目のネクタイの結び方をゲット!

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あんなに嫌だったスーツ姿ですが、

久しぶりにこうしてスーツで身を固めてみると、

”ちゃんとお金稼いでいる気持ち”

になるから不思議です。

 

ジーパンとキャップで職質されたときも

ちゃんと同じように稼いでいたんですけどね💦

 

でもその会社に今日行ったら

ちょっとむさくるしい人たちから、

「あれ?同じクリエイティブじゃないですか。

もっとくずしていきましょうよ~」

と、小声でささやかれました。

 

うーむ。同じ職場の人から

職質されるとは・・・。

 

まあ、徐々にね、崩していきますよ。

また怪しい外人に戻りますから。

 

おしまい。