友人が地域おこし協力隊で
新潟の魚沼に行っているということもあり、
春は田植えに、
秋は稲刈りに行っています。
友人の家に泊まり放題、
勝手に入って食べ放題なので、
夏はというと長岡の花火や、
冬はというと雪まつりやら、
なんだかんだでしょっちゅう行くのですが、
八ケ岳と同じ山の中ですが
気候も風景も全然違って
いつもあたらしい発見があります。
その魚沼で、
今年の5月に田植えをしてきました。
こんな何もないたんぼに・・・
苗を植えてきます。
田植えは
ねっとりとした泥の中
足場を固めながら
3~4本の苗を
その泥水の中に差していきます。
これは想像以上の重労働でした。
ギックリ腰が心配でしたが、
心配には及ばず。
というよりも、
体幹を鍛えられて
とてもいい筋トレになりました。
僕のへっぴり腰をよそに
地元の70歳代の農家の方たちが
さくさく植えていく姿は頼もしいのなんのって。
ジムで筋トレしている自分が
情けなくなるぐらい、
月とスッポンで、
かっこよかった~。
それでもって
夏に遊びに行ったとき、
稲は順調に育っていて、
青空と稲の緑が、
風景画のように美しく境界を描き、
現実は絵の中にあるんじゃないか、って思うほど、
神秘的な気分になりました。
そうして秋になり
田植えの案内が来たのですが、
不運にも仕事で参加できずじまい。
「楽しかったよ~!」
というメールをもらい、
自分の植えた米を収穫できなかったことが
無性に残念だったのですが、
今日その10キロが
精米されて届きました。
ラベルが凝っています。
田植えしたときの写真と一緒に
自分の名前が「●●●米」と入っていて、
本当は99%農家の方が作ったのですが、
まるで自分が作ったかのように思わせる演出。
日本人はお米を食べなくなった・・・
などと言われますが、
ちょっとしたきっかけで食べるようになると思います。
だってそもそもこのお米育ったんだから!
今日はまだ開封していませんが、
間違いなくおいしいでしょう!
ごはんがごはんが進くん♪
ところで
こんな粋なプロジェクトや演出を
ほぼ一人で企画推進している友人は、
この9月で
地域おこし協力隊の3年の任期を終え、
東京に戻る予定でした。
しかし、
是非魚沼のためにもうひと頑張りして欲しい!
と頼まれ、
地域おこし協力隊アドバイザー、として、
さらに最長3年、
魚沼に居残ることになりました。
30年近く大企業に勤務し、
ビジネス感覚や
スピード感、クオリティなど、
あたりまえだと思っていたことが、
地域に行くとあたりまえじゃない。
彼にとっても
あたりまえだと思っていた風景が
あたりまえじゃない魚沼。
両社の歯車が
ぴったり重なったようです。
前代未聞のことらしいです。
彼も、参ったよ~!とかいいながら、
うれしそうです。
田舎と都会のいいとこどりのハイブリット米、
これからの未来の試作米ですが、
まずいわけがないでしょう。
食べるのがもったいないぐらい、楽しみです。
まずはこんなふうに
すっぴんおにぎりですかね。