週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

息子曰く、筋トレにクリスマスはないらしい。

今から30年以上前のこの時期、

山下達郎のクリスマスイブと

ワムのラストクリスマスが競うように流れ、

そのBGMにせき立てられるように、

24日は、

こぞって異性を求めまくりました。

 

イブの夜は

彼氏や彼女と高級レストランでディナーを食べて

そのまま赤坂プリンスホテルとかにお泊りする、

というのがベストと崇められていて、

彼女や彼氏がいる人は、

こぞってホテル予約に躍起になっていました。

 

一方で彼氏も彼女もいない連中はというと、

彼氏や彼女がいないことがばれないように

いない者同士でディスコとかで飲んだくれて、

寂しさを紛らわす。

そんな感じでした。

 

僕はというと

もちろん後者です!

自信をもって言えますが、

結婚するまで何年も後者が続きました。

 

今でこそカミングアウトしますが、

入社当時クリスマスなんてなくていい!と思い、

イブの夜は

よく通っていた新宿のソウルバーに行って

ウイスキーひと瓶空にして、

ベロンベロンに酔っぱらって寮に帰り、

さも彼女と楽しい夜を過ごしたかのようにふるまって、

トイレで吐いていたのを覚えています。

それで肝臓を壊して

医者に酒ストップをかけられました。

 

それから30年以上経った今、

結婚して子供ができ、

クリスマスは、

二人の日から家族の日になっていきました。

しかし、子供が巣立った今はというと、

だから何?

ぐらいの日です。

まだ土日の方が非日常です。

 

昨日は午後の4時から

いつもの仕事の定例ミーティングで、

妻に「今日の夕飯は?」と聞かれ、

「きっと打ち合わせのあと飲むと思うよ・・・」

と答えたら、

「一応クリスマスイブなんで、

あんたに誘われて飲む人いないと思うけど・・・」

と言われて、やっと気がついた次第です。

 

そのぐらいどうでもいい日に成り下がってしまっています。

 

さすがにイブの日に若い人を誘うのもなんなんで、

まっすぐ帰ったら、

息子も同時に帰ってきました。

 

息子、25歳。

 

普通彼女とまではいかないまでも

イブの夜を外で過ごすだろう・・・

と思っていたら、

とんでもない。

 

普通に家に帰ってもりもり飯を食って、

さて、筋トレしてくっか!

と言ってジムに行きました。

 

お前さあ、クリスマスぐらい女の子たちと

一緒に酒飲んだりしないの?

と聞いたら、

こういうときこそ筋トレでしょ!

と、気合入っています。

 

そんでもって

今日も筋トレしてきて、

いまプロテイン飲んで

風呂に入っています。

 

時代が変われば

価値観も変わるんですね。

少子化が進むわけだ。

 

せめてケーキでも食わないの?

と言ったら、

甘いものは胃にもたれるんだよな・・・と、

年寄りじみた答えが返ってきました。

 

僕らの時代が異様だったのか、

今の時代が異様なのか、

ようわかりません💦