週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

ダンスと言えばディスコじゃないのか?

ここ1週間ほど

娘と僕ら(妻と僕)の間で

膠着状態が続いていた。

 

というのも

先だって親族だけを集めて

結婚式を挙げた娘夫婦であるが、

3月初旬に

今度はお互いの友人たちを呼んで

総勢60人とか70人ぐらいの

結婚披露パーティーを企画していた。

 

こういうのを1.5次会といって

披露宴よりも堅苦しくなく、2次会よりもしっかりと、

ということで、

昨今の若い人の間では

主流になっているらしい。

 

そんでもって

何をやるの?

と聞いたら、

ダンスやる、とラインで帰ってきた。

 

ちょっと待ったあ~!

このご時世にダンスだって?

何を考えてる!!

 

みんなでダンスパーティーなんて

一番危ないに決まっている。

迷惑千万きわまりない。

第一ダンスやります、

といった瞬間に

友達も来なくなるし

スタッフさんだっていやがるし、

もっとニュースを見なさい!

とばかり、

テレワークのことや

自宅待機のこと、

イベント軒並み中止のこと、

学校閉鎖のこと、

マスクしていないほうが

白い目で見られる状況であること・・・

などなど

いろいろな情報を集めて娘に送って、

パーティーやるなということではないけれど

催し物を考えなさい!

と説得した。

 

しかし、

むー、といって納得いかない様子。

しばらく膠着状態が続いていたら、

昨日の夜娘から妻に電話があった。

 

電話の様子では、

どうしてもダメなのか?

みたいな相談である。

 

電話口で怒る妻。

 

「あったり前じゃないの!

こんな時代にダンスパーティーなんていったら

大ヒンシュク、大迷惑よ!

・・・・・・

悪いにきまってるじゃない!

だって飛沫や汗が飛び交う中で

みんな大騒ぎするわけでしょ。

一番危ないわよ!

そんなディスコみたいなイベントは絶対ダメ!!」

 

すると徐々に妻の声のトーンが変わってきた。

 

「えっ?

ディスコじゃない?

・・・・・・

じゃなんなのよ?

・・・・・・

えっ?

会社の友人がちょっとしたダンスを

披露するだけ?

・・・・・・

ちょっと待ってよ、

ディスコタイムじゃないの??

・・・・・・

普通ディスコって思わない、って?

いや、普通ダンスと聞いたらディスコでしょ!

・・・・・・

そんなわけあるの!

みんなそう思うの!

・・・・・・

なあんだ、

その程度だったらいいんじゃないの。

・・・・・・

だってあんたがダンスっていうから

てっきりディスコかと思ったでしょ!

・・・・・・

だから普通はディスコなの。

・・・・・・

いや、普通の人はディスコ!

・・・・・・

それはあんたたちだけ。

まともな人はディスコなの!」

 

ディスコだと思っていた僕も

肩透かしを食らってしまい、

最終的には

迷惑にならないように

エチケットを守ってやることで

円満解決と相成った。

 

電話を切った後

「全くもう腹立つわー。

普通ディスコじゃない?」

「だよな~・・・」

なんて話をしていたら

息子が、

「おれも姉と一緒で

ディスコとは思わなかったけど。

そこまで禁止するような話ではないと思ったけど・・・」

と、ポツリ。

 

結局娘の説明の仕方の問題。

ダンスやる、って、

その主語は誰よ?

どんなダンスよ?

ダンスたって

社交ダンスもあればベリーダンスもあるじゃないか!

それを言わないからわからないのだ!

ということで一件落着した一方、

ダンスと聞いて

ディスコを思い浮かべる僕らの世代と

そうじゃない子供の世代の間に

大きな隔たりを感じた。

 

ダンスと聞いて

ディスコを思い浮かべてしまうのは

普通じゃないのか?

 

みんなでわっしょいわっしょい

踊り狂うものじゃないのね。

ああそう、

ディスコは普通じゃないんだ・・・。

 

 

とはいえ

新型コロナウィルス情報と

世の中のムードを考えて

迷惑のないようなパーティーにして欲しいものである。

 

そんなことちゃんと考えてる!と言われそうだが。

 

とんだ取り越し苦労をさせられたこの1週間でした。