週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

コロナ禍の中での明るい話題

新型コロナが蔓延している以上に、

新型コロナに関する意見や評論が

ここぞとばかり野次馬のように蔓延していて、

コロナ疲れというよりも

情報疲れの方が正しいような気がする毎日。

 

暗くなるような情報ばかり飛び交う中で

明るい話題を見つけました。

 

アメリカでは

3/4の人が外に出られない中、

クルマの騒音や喧騒に代わって

鳥のさえずりが街中に聞こえるようになったとか。

専門家によると

人間の騒音が大きいと

鳥が歌わなくなるという調査結果があるようで、

騒音が減ったいま

鳥たちが大きな声で鳴き始めたとのことです。

このままいけば

街中でも鳥が繁殖して

人と鳥の新しい共存関係が生まれるかもしれない

ということです。

 

もうひとつ、イギリスから。

外出禁止が出されている

ウェールズのランディドノーという街で

野生のヤギおよそ120頭ほどが

街にやってきて、

垣根や花を自由に食んでいるのだとか。

そうして垣根や花を食べられている人間たちはというと、

そんなヤギを見て楽しんだり癒されたりしているようです。

 

「環境振動」という言葉を最近知りました。

環境振動とは、

地震や風揺れなどの自然発生する振動ではなく、

工場の稼働、道路工事、車輛走行など

人が日常的に発生させている振動のことですが、

コロナで人間の活動が制限されているいま、

この環境振動ノイズがぐっと減っているらしく、

地震計測などにはプラスに働いているのだとか。

 

コロナのせいで多くの命が失われ続けていますが、

コロナのおかげでハッと気づかされることもあります。

目に見えることばかり相手にしていて

目に見えない敵に右往左往している人間を横目に、

ようやくほっとして姿を現した生き物たち。

彼らにどれだけ不自由な思いをさせていたんだろう。

 

いずれコロナ禍が去り

人が街に戻ってきたとき、

彼らはまたどこかに逃げ隠れて行ってしまうだろうけど、

ほんの一瞬でも

こんな生き物たちとのふれあいがあったことを

僕らは忘れちゃいけない・・・

と思わせてくれた、

小さな、でもこころに残るニュースでした。