週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

ミャンマーの味を絶やさぬように・・・@「ゴールデンバガン」(曙橋)

仕事仲間のH君が

面白いコレクションを

FBにあげてくれました。

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コロナで休業のお知らせをする

飲食店の張り紙です。

 

どれ一つとっても同じものはなく、

それぞれにお店の個性がにじみ出ていて、

思わず全部のお店を応援したくなってしまいます。

それほど日本の飲食店というのは

多様性に富んでいて、

世界に冠たる文化じゃないでしょうか。

 

さて、灯台下暗し。

 

東京の家の近くに

すこぶる評判のミャンマー料理のお店があります。

ゴールデンバガン」というお店です。

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5年程前でしょうか。

珍しいミャンマー料理という看板と

安倍昭恵さんからの開店祝いの花輪に誘われて

夕飯に家族で入ったのですが、

それ以来行っておりませんでした。

 

タイ料理ともベトナム料理とも違う

ちょっと懐かしいような

日本人の舌にあった郷土料理と、

ご主人と奥様のフレンドリーな人柄が

とて印象に残っていたのですが、

不思議なもので

目の前にあると思うと

いつでも行けると思って

結局それ以来行っておりませんでした。

 

そうしたら昨日、

郵便受けにこのお店の

テイクアウトのメニューが入っていて

なんとランチが600円。

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息子も妻もテレワークで在宅だったので、

このときぞとばかり

ゴールデンバガンのテイクアウトランチをしました。

 

注文したのは、上の5つから、

「シャン焼きそば」「グリーンカレー」

「カオマンガイ」「ガパオライス」の4つです。

(こちらは大好物、ガパオライス↓↓↓) 

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「シャン焼きそば」を除いた3つは

ご存知、タイ料理で有名。

じゃあ「シャン焼きそば」とはなんぞや?

というと、

ご夫婦がミャンマーの少数民族、

シャン族なんですね。

シャン族はタイとの国境近くに住んでいる民族で

料理はタイ料理に近いものがあります。

ですが、タイの刺激的な辛さとは違う

マイルドな辛さと、

優しい味付けが妙にほっとするのです。

 

ランチメニューのタイトルこそ

タイ料理、もしくはエスニック料理で

なじみが深いですが、

以前夜に行ったときは

奥様がめずらしい郷土料理を

次から次へと運んでくれて、

その初めての体験に

どんどんビールが進んだのを

覚えています。

 

いまでは遠くからのお客さんが来る

人気店になっているようです。

 

が・・・。

 

このコロナの影響で苦境に立たされているようです。

それを見かねた友人や

ファンの人たちが、

ご夫婦を応援したいと、

”食事券の先払いシステム”を考案しました。

3000円、5000円、7000円の

3種類の食事チケットがあり、

コロナが去った暁には

このチケットで飲食ができるというものです。

 

ご夫婦は日本とミャンマーの架け橋になろうと

このお店を起点にいろいろな活動をされています。

その架け橋が崩れないように

みんなで支え合おうという、

街の小さな小さなプロジェクト。

ただ飲食をする場ではなく

そこで心と心の深い交流が育まれていました。

僕もご近所さんということで

是非応援したいと思います!

 

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