週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

外出自粛の今だからこそ”講談”を。

一週間ほど前にまた腰を痛めてから

どうも治りが遅い。

仕方がないのでこの3日ほど

散歩もせずに

文字通り自宅待機していたのですが、

自宅にいながら頭の中は江戸時代にタイムスリップ、

恐怖の殺人事件に巻き込まれながら

大岡越前の歴史的名裁きを目の当たりにしていました。

 

神田伯山(松之丞)の講談

『畔倉重四郎』にふけっていました。

 

1席当たりおよそ20分を全19席。

時間にすると6時間を越える演目でしたが、

いやはや、まいった。

ぐいぐいと何者かが手を引くように

物語の中へ・・・。

もう制作費〇〇億円とか3D映画なんぞより

よほど臨場感と迫力に満ちています。

いまだにぼうっといくつもの生首が

瞼の裏によみがえってきます。

 

そう、この話は

江戸時代の凶悪殺人鬼、

畔倉重四郎の殺人の人生と

それを裁いた大岡越前の物語。

 

ずっと鳥肌が立ちっぱなしで

これ、八ヶ岳の山小屋で一人じゃ聞けないぐらい

恐ろしい。

でも圧巻の最後に感動が巻き起こる。

ネタをばらすなんてことはしませんが、

テレビやマンガ、本にあきたら、

講談、おすすめです。

特にいま話題のスーパースター、

神田伯山の講談は

Youtubeで無料で見れるので是非ご覧ください。

www.owlspot.jp

 

講談などというとなにやら高尚で

小難しそうに聞こえますが、

難しいことは何もなし。

お笑い芸人に笑わせられるのもいいですが

講談師にこころを揺さぶられるのも

いいものです!