週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

盆栽は僕には合わないかも・・・。

いつものように

明治神宮を散歩していたら

境内で

「奉納盆栽展」というのをやっていました。

日本水石協会のご奉納による銘木の盆栽展、

だとか。

 

そう言えば

「お前には盆栽とかあってるよ」と

昔から何人かに言われ、

言われるたびに

何故か軽いショックを受けていたのですが

最近、盆栽ありかも!・・・

なんて思っていた矢先のことでしたので

思わず見入ってしまいました。

f:id:kogysma:20200611202613j:plain

f:id:kogysma:20200611202651j:plain

f:id:kogysma:20200611202719j:plain

f:id:kogysma:20200611202746j:plain

f:id:kogysma:20200611202818j:plain

f:id:kogysma:20200611202856j:plain

 

いや~、どれもすごいです!

大きな自然を小さく凝縮させた

グリーンアート、というべきなのでしょうか。

まさに日本人の美学が

ここに詰まっている、

という感じです。

 

でも次から次へと

作品を見ているうちに

なんとなく変な気持ちになってきて、

正直言うと生理的にちょっとダメかも・・・

と思うようになっていって。

 

というのも

樹齢数百年にもなる樹を

小さな盆の中に入れて

曲げたりねじったり切ったりしながら

人間の感性に当てはまるように

成形していくのかと思うと、

なんだか息苦しくなってきてしまい・・・。

 

本来は巨木となって

天を仰ぐような神々しい姿になっているはずが、

拉致されて

小さな箱に無理やり詰め込まれて

調教されているよう感じがして、

明治神宮の森の理念とは

正反対にあるような・・・。

 

盆栽ファンの人にとっては

その価値や芸術性がわかっていない!

と言われてしまうかもしれませんが、

ちょっと僕には合わない気がしました。

 

やっぱり僕は

蚊に刺されながら

野生の雑木林を愛でているほうが

身の丈サイズなんだな、

と思いました。