週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

東京でブルーベリージャムを作って気づいたこと

先週もそうでしたが、

ひとり八ケ岳から東京に戻る際には

前日に妻から

”買って来て欲しいもの”リストが

LINEで来ます。

たいていは新鮮な野菜類。

 

しかし、僕が立ち寄る農産物直売所、

たてしな自由農園」や

パノラマ市場」や

おいしい市場」では

リクエストのすべてが揃えられるわけではありません。

長ネギがなかったり、人参がなかったり、

レタスがなかったり、トマトがなかったり・・・。

そのかわり見たことのない野菜があったり、

大根が大量に安くあったり・・・。

 

でも考えてみるとあたりまえなんですね。

そういう直売所で売られている野菜は

農家さんが作っている種類や

その時の出来具合に左右されるし、

もちろん季節にそぐわない野菜はないわけです。

 

東京のスーパーでは

ポピュラーな野菜は季節を問わず必ずあります。

それが当たり前だと思いこんでいた自分に、

いけない、いけない!

こっちが当たり前なんだぞ!と、

そのたびに言い聞かせています。

 

さて、

先週末八ヶ岳に越してきたAさん夫妻の家に

遊びに行った際、

庭で採れたてのブルーベリーを

たくさんいただきました。

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持って帰り毎朝食べても減らないので

今日残りをジャムにしました。

 

ブルーベリーは約460gです。

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ジャムのレシピによると

そのおよそ1/3から1/2の分量の砂糖、

それにレモン汁を大匙2杯ほど加えて

10分ほど煮る、

とのこと。

超簡単!

 

まずは洗って水気を切ったブルーベリーを

鍋に入れて中火で煮ます。

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あっという間に水分がいっぱい出てきて

濃紺に濃赤を加えたような

絵具にはないような色が現れます。

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これにいつも使っている

大地の宅配の「喜界島のさとうきび粗糖」を

160gほど、

レモン汁を大匙2杯ほど加え

10分ほど弱火で煮たら

いい感じになりました。

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どろりとするまで煮詰めてしまいそうですが、

まだ水気が残るゆるめのところで

火を止めるのがコツですね。

 

粗熱を取ろうと2時間ほど放っておいたら

プルプルのジャムになりました。

 

味見をしたらおいしいのなんのって!!

思わずリモートワークで家にいた息子に食べさせたら、

「あ、うまいね!

お店に売っているジャムの味だね!」と、

返事が返ってきました。

 

おいおい!

お前、ほんとにわかってねーな!

こっちが本当のジャムの味で

店で売っているのはこれを真似ているだけなんだよ。

 

そう言ってみたものの、

考えてみればずっと東京にいたら

スーパーやコンビニが標準の味です。

そこに並んでいるものが標準の食べ物なんです。

 

かくいう僕だって

八ケ岳に行ったり来たりしているからこそ

あらためて気づいたことではないですか。

 

コロナ禍でざわめき始めた

地方移住や二地域居住ですが、

いきなりライフスタイルを変えるのは

ハードルが高いにしても、

こういう気づきから入ると

その他余計な理屈はさておき

すんなりと地方の良さが身に染みて

入ってくるというものです。