週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

体から笑みがこぼれるおいしい中華@「HUKU笑i」(@北杜市)

昨日のランチは

久しぶりに中華が食べたい、ということになり、

「HUKU笑i」という結構新しくできた

中華料理レストレンに行ってきました。

 

www.porta-y.jp

 

甲斐大泉駅の近くにあります。

 

”Chinuse Bistoro & cafe”

と名乗っているように、

ビストロのようでもありカフェのようでもあり。

 

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八ケ岳には中華を謳うお店が少ないですが、

モダンカジュアルに仕上げた中華といった感じの

とても若々しい感じのするお店でした。

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あいにくの曇り空でしたが

晴れていたらこのテラス席から

ずど~ん!と南アルプスが望めます。

素晴らしいロケーションです。

 

入り口でメニューの看板が出迎えてくれました。

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なんだかかわいい人柄が伝わってきますね・・・(笑)

 

僕は「油淋鶏」(¥1,400-)を、

妻は「白身魚と豆富の四川風煮込み」(¥1,400-)を

それぞれ注文。

 

時間がかかるのを覚悟していたのですが

間もなく料理がやってきました。

まずは前菜、「有機野菜のせいろ蒸し」です。

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このお店は有機野菜&化学調味料不使用の

非常に体に優しい調理法で話題です。

そのお味はというと、

これが野菜本来の味なんだ!と、

本能を目覚めさせる味でした。

 

僕は福島のド田舎で生まれ育ち、

学校から帰ると家には誰もおらず、

ただおやつだけはテーブルの上にあったのですが、

そのおやつが近所の有機野菜農家からもらった

生の人参や大根などを棒状に切っただけのもので、

苦い!なんでうちはこんなに貧しいんだ・・・!

と、マヨネーズをつけて

やけくそになって食べた記憶が

蘇ってきましたが、

あれは貧しい味ではなく

裕福な味だったということに

およそ半世紀を経て気がつきました。

 

せめて生じゃなく蒸しといてくれよ・・・!

 

そんな記憶に浸っていたら

メインの料理が運ばれてきました。

これが「油淋鶏」です。

(妻の料理は写真撮るのを忘れました💦)

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人によると物足りなさを感じる人もいるようですが、

僕には全くそれはありませんでした。

(歳のせいか💦)

それどころか、ヘルシーな鶏肉を

重量級に格上げさせている

その濃い目の味付けと

付け合わせの野菜群の

絶妙なハーモニーに、

妻も私も言葉なくして無我夢中になり、

気がついたらきれいに平らげてしまっていました。

 

このおいしさはまだいけるぞ・・・。

そう腹が言っているのがわかりますが、

そう腹が言うときは

決まって心からおいしいと感じる料理のときだけです。

そういうときは

30分もすれば幸せな満腹感に満たされている、

ということが最近わかってきたので、

逆にこの料理に体が幸せを感じていることが

わかりました。

 

落ち着け落ち着け!

そうお腹に言い聞かせながら店内を見渡したら

あちこちに手書きの猫の絵が。

「猫を飼っているんですか?」

と聞いたら、

「いや、飼ってはいないのですが

猫が好きで描いてしまうんです」と、

マスクの奥で笑顔の奥様を垣間見ました。

 

会計を済ませお店を出ようとしたら

薪を抱えたご主人らしき人が

「ありがとうございました!」

と笑顔で挨拶してくれました。

 

そうしてクルマに乗り込むまで

玄関席で手を振ってくれました。

 

「HUKU笑i」とは

「腹笑い」でもあり

「福笑い」でもあり。

でも、

「復笑い」にしたいなあ・・・。

 

笑顔をいただきに

なんども来たいと思う中華料理、発見です!