週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

小屋や物置の基礎は必要か?

先だって薪小屋を作ろうと一大決心し、

まずは基礎を作りました。

 (その時のブログがこちら↓↓↓)

www.kogysma.com

 

出来た結果がこれ。

6個の束石で作りました。

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 一見うまく行っているように見えますが

水平も直線もちゃんと取れていないので

上物が建つかどうかが心配です💦

 

で、上物を建てる前に

奥にある白い物置も買い替えることにし、

昨日「マツモト物置」さんに

現地を見に来てもらいました。

www.matsumoto-monooki.jp

もう20年選手で、

土の上に直置きしているので

物置の床は半分抜けていて土になっています。

キーキー言いながらもかろうじて開くドアを見て

マツモト物置のHさんはしきりに感心。

これだけ年数がたって朽ちているのに

ドアが開くというのは

長年この仕事をしているけれど

初めてかもしれない・・・

完全に元取ってますね・・・

と、褒められているんだかあきれられているのだか。

 

この物置を撤去し

新しい物置を設置するつもりなのですが、

僕が一番気にしていたのは

物置の基礎を作るかどうか、でした。

コンクリのブロックを置いて

その上に物置を置くだけでいいのではないか、

そうすれば安く済むし・・・

と思っていたのです。

 

というのも、

手前の薪小屋を作ろうとした時、

基礎もやったほうがいいよ、という人と

基礎なんてやらなくても大丈夫だよ、という人と、

真っ二つに意見が分かれました。

ネットで調べても

”初心者でもできる薪小屋づくり”なんていうサイトでは

ブロックや石の上に乗っけるだけだったりします。

重量級の作業になるし

果たして腰が持たないのではないかとも思って

一度は基礎作りは辞めようと思ったものの、

冬は霜柱が立つ場所なので

心配性の僕としては

勢いでやってしまったという次第で、

大丈夫だというのであれば

基礎などという面倒なことは

お金をかけてまでしたくなかったのです。

 

はたしてこれは正しい判断だったかどうか、

そして物置にも基礎が必要かどうか、

早速Hさんに聞いてみると、

「その悩みはよ~くわかります。

ただ、基礎なんていらないよ!

というお客さんから、

設置した翌年にドアが開かないとか

傾いたというSOSをもらうことがよくあるので、

基本的に基礎をやることを推奨しています」

とのこと。

ただ、隣の家の物置が基礎をやっていないので

「お隣さんとかはやってないので

うちの敷地なら大丈夫じゃないですか?」

と敢えて問うと、

「お隣の土地が大丈夫だから、とか、

日当たりがいいから大丈夫だとか、

そういうことは全く当てにならないんです。

3m離れただけで土地の個性は変わるし、

それがどうなるか全く読めないんですよ。

言えることは、この標高でこの場所だと

霜の心配があります。

やったほうが確実です。」

と言われました。

さらに、

「実はこのあと、去年設置した小淵沢のお客さんが

所詮物置なので基礎はやらない、

と頑なだったのですが、

一冬でドアが開かなくなってしまい、

これから行って分解しもう一度組立直しをやるんです・・・」

と苦笑い。

きっと基礎から作り直すことになるでしょう、

と言っていました。

 

じゃあその基礎はどうやって作り

いくらかかるのか、を聞いてみたら、

基本45センチの束石を8個使い、

お値段的には¥64,000-になるのだとか。

いや、それは予算オーバー!

物置のサイズから言って

束石は8個もいらないでしょう・・・?

と話し込んでいくうちに、

「じゃあ4隅だけ基礎を打って

中間はブロックを敷くだけにするというこで

やってみますか・・・。

そうすると¥48,000-で済みます。

それだったらなんとかいけると思います・・・」

という話に落ち着きました。

まあしかし、100%は大丈夫ということは

絶対にありえないので、

そこだけわかってくださいね、と念を押されましたが。

 

そうすると基礎工事が¥48,000-に

物置台が運搬&設置費用込みで¥120,000-、

やっぱりそのぐらいかかってしまうんだなあ・・・。

 

ちなみにホームセンンターなどで

同じぐらいのサイズの物置が

7万とか8万であったりするのですが、

そういうところで買うと基礎はどうするのか

聞いてみました。

すると、

基礎はやらない、という人と

自ら土木工事屋さんを呼んで

基礎をやってもらう人と別れるとのこと。

で、前者の方は当然傾いたりゆがんだりのリスク大。

そして後者の人はというと、

ミキサー車が来て設置場所にコンクリを

流し込んで固めたりするので

束石で基礎を作るよりも

お金がかかったりするのだとか。

 

ちなみに物置屋さんは物置を売りたいので

基礎なんぞには関わりたくないというのが本音のよう。

ですがこのマツモト物置さんは

ヨド物置などの代理店なんかもやっていて、

ホームセンターからの基礎工事なんぞも請け負ったりしていて、

物置を”所詮物置”で終わらせるのではなく

楽しくワクワクするような丈夫で長持ちする

かっこいいデザインの隠れ家ような場所にしたい、

ということで自ら立ち上げた会社のよう。

なので基礎は大事!とさかんにおっしゃられていました。

 

一応見積もりをもらい

それで最終的に発注するかどうかは

大蔵大臣(妻)の判断を仰ぎますが、

いずれにせよ物を大切に使おうとするのであれば

基礎はやったほうがいいそうです。

特に八ヶ岳のような山の中では。

 

それでもって最初のタイトルに戻ります。

 

「小屋や物置の基礎は必要か?」

 

答えは、

 

「ひとそれぞれ。土地それぞれ。」

 

すみません・・・つまんない答えで💦

 

ただいろいろな人から話を聞いて確実なことは、

「土の上やコンクリの上に直置きしないこと。」

 

基礎をやるにしてもやらないにしても、

どちらにせよ床と地面の間は軽く空けて、

水や風が通るようにすることはマスト、

ということがわかりました。

 

DIYは白黒はっきりしないことも多く

奥が深いです・・・。