週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

東京では先輩、山小屋では後輩

今朝は、またいつものように

午前3時半ぐらいに目が覚めてしまった。

トイレに行き

”何も考えずにまた寝るぞ!”

と思ったら、

あまりの静けさに

先週末仕掛けた殺鼠剤が効いて

ネズミが死んだかも、と気がついて、

そうしたらなんだか

かわいそうなことをしてしまった気がして

もう眠れなくなり、

5時に寝床からはい出しました。

 

はあ~・・・朝から疲れますが、

朝日に輝く雑木林を見ていると

元気が出てくるというもので

7時ぐらいに45分ほど散歩をしました。

とにかく陽を浴びて動くことがいいですね。

 

しっとりと汗をかいて山小屋に戻り

コーヒーを飲んで少し仕事のスイッチが入って

PCを開き始めたら、

全開のリビングから

「よう!」といって近所のFさんが

犬を連れて入ってきました。

「ついに始めたな、薪小屋作り」

 

そう、お盆の長期休暇時に

えいや!っとばかり作った

薪小屋の基礎を見て

わざわざ声をかけてくれたのです。

 

声をかけてくれるのはうれしいですが、

いきなりリビングにいるので

ビックリしたじゃないですか💦

 

さらにウッドテラス用に作った

テーブルも見て、

「これもしっかり出来ていて

やるじゃないか!」

と褒めてくれました。

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「いや~、Fさんに褒めてもらえてうれしいですよ」

と、お世辞抜きで答えたら、

「いやあ、俺だってうれしいよ!」と、

何故か僕以上にうれしそうでした。

 

Fさんはもう70歳を超えています。

出版社を退職した後

山小屋の管理人をやり、

もう限界だとなって山を下り、

悠々自適の生活を送っています。

 

何でも自分でやってしまう人です。

薪小屋を始め、ウッドデッキやテーブル、

椅子など、

全部自分で作ってしまいます。

 

Fさんのうんちくを聞いたり

ひとしきり苦労を話し合っていたら、

「おう、もうこんな時間じゃねーか。

暑くなったら薪小屋なんてできねーぞ!

朝の2時間が勝負なんだ。

なんだったら道具は全部そろっているから

取りに来な。

ぼーっとしてんじゃねーぞ!」

と、思いっきり背中を叩かれました。

 

その後ろ姿は

後輩ができてうれしそう。

その後ろ姿を見て

先輩ができた!

とうれしくなりました。

 

東京では周りはほとんど後輩ですが、

八ケ岳に来ると

周りのほとんどが人生の先輩です。

 

その年齢を感じさせない元気さに

元気をもらいました。