週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

zoomは老害の起爆剤

お盆が明けて

東京での日々は

妙に仕事が忙しく、

また、やれやれ・・・という思い。

 

昨日はとあるプロジェクトで

そのクライアントのトップに

プレゼンテーションだったのですが、

地雷を踏んでしまいました。

 

僕も2度ぐらい地雷を踏んだことがあるのですが

今回地雷を踏んだのは

僕より下のプロジェクトのディレクター。

なぜかというと、

関係者全員集まるプレゼンの場で

彼だけzoom参加だったからです。

 

クライアントのトップは還暦をとうに過ぎています。

昭和ど真ん中、

「24時間働けますか?」

の波に乗った人で、

コロナだろうが何だろうが

面と向かい合って話さないと

納得いきません。

 

zoomでところどころブチブチ音声が切れて

イライラが募りつつある中

「ここは●●な人たちがいるから

そういう人たちを巻き込んだらどうか?」

という彼のアイデアに

ディレクターがzoomの先で

「そんな人たちがいるとは知りませんでしたので・・・」

と言った瞬間、

「知らないとはなんだ!

現場を知らずに机の上だけの仕事を

適当にこなしている証拠だ。

だいたいその口の利き方がなっていない!!」

と、爆発。

 

一同、凍り付きました。

 

ディレクターはどうしてもリアルな会議に参加できず

仕方がなくzoom参加でした。

案の定の地雷爆発に、

そのあと夕方関係者でまたzoom会議です。

 

誰が悪いわけではない。

仕方がなくてそうなった話。

僕はそのクライアントのトップと

ディレクターの中間ぐらいの年齢で、

両方の気持ちはわかるものの、

そりゃ圧倒的にクライアントのトップのわがままでしょう。

自分の目の前にいないから

イライラするのはパワハラの一つだと思います。

 

ともあれ現場の関係者はみんな大人で、

苦笑いしながら淡々と次へとコマを進めます。

 

クライアントのトップの方は

「24時間働けますよ」の自分に

みんながついてきてくれていないので

寂しいのだ、ということが、

基本的にみんなわかっています。

そんな中で彼の気分を害さないようにと

そこに重点を置いて企画せざるを得ない状況は、

なんとなく日本の政治に似ているような気がします。

 

”昔取った杵柄”を振りかざす人は

まだまだたくさんいます。

それがいま「老害」と言われている

所以なのかもしれませんが、

僕のような昭和も平成も令和も経験している世代が

その橋渡し役にならなければならないのかな・・・

と、ヒシと感じました。

そういう意味で

まだまだやることはありそうです。

 

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