週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

別荘地における管理会社の役割り

「別荘地・分譲地 管理費トラブル続出」

 

夕刊に目をやったらいきなりそんな記事が飛び込んできた。

管理費を巡って

「支払わないと給水止める」という管理会社と

「私道の修繕もしない管理会社は不要」という住民の

トラブルだった。

 

リゾート開発が進むイケイケ時代に

多くの別荘地や分譲地がつくられたが、

バブルがはじけ

管理会社が倒産したり変わったりして行く中で

使途が明らかにならないくせに

管理費が上がったり

別の項目で請求されるような事態が起こっているようだ。

 

そう言えば8月に山中湖の別荘地にある

先輩の山小屋に遊びに行った時、

先輩がぼやいていた。

 

平日東京で仕事をしていた彼のもとに

管理事務所から電話が。

彼の敷地にある木が別荘地の道に邪魔をしているので

伐っていいか?

とのこと。

本当にそうだったら

もちろんOKの返事をするつもりでいたのだが、

思い当たるふしがないので

どの木なのか聞いたのだが

曖昧な返事でよくわからない。

そもそも東京にいて電話で話されているので

どの木なのかわからない。

さらに木を伐るのにいくらか?と聞けば、

1本3万円だという。

チェンソーやロープワークなどを習得し

自分でも木を伐れるし、

別荘内にはそういう達人仲間がいるので

一声かければたいていの木はお金をかけずに伐れる。

そう思った彼は即刻断ったらしいのだが、

どうやら彼の別荘地でも

管理会社が変わって

今までなかったような管理費を請求されて、

反対派が「決して払わないように」という

立て看板を立てているとのこと。

  

で、自分のところは大丈夫か?

と、ふと不安になって振り返ったのだが

まったくもって平和である。

管理規約を引き出してみてみたら

管理会社が管理費の中でやるべき責任が

ちゃんと書かれていた。

 

①道路・街灯・側溝等の維持管理

②水道施設の維持・点検管理

③消火栓その他防災施設の点検管理

④共益施設に付帯する電気料などの支払い

⑤地域内道路及びその付帯施設の保護・簡易補修

⑥別荘内の美観の保全

⑦異常の際の連絡業務

⑧第三者の不法侵入などの防止、巡回

⑨敷地の不正使用などの防止

 

半年ほど前に管理会社から

漏水についての対応、街灯のLED化、

乾燥時期における焚火の管理の徹底などの文書が

収支報告書とともに送られてきた。

 

ふむふむ。

取りあえず全部やってくれている気がする。

僕の持っている土地は2区画なので

これで年間54,120円。

水道は共同井戸なので

水道代はこれに含まれている。

積雪があった時は雪かきをしてくれて助かった。

 

きちんとしていてよかったと思った。

 

で、ついでにもう少し規約書を読み進めたら

郵便物や宅配荷物の保管や

クリーニングやプロパンガスの紹介、

造園工事業者の紹介、

予備の鍵の預かり(これは有償)、

救急車の手配・・・

などもやってくれると書いてある。

 

そうか。

全部自前で何とかしなきゃならない・・・

と思ってしまっていたが、

別荘地であるがゆえのメリットもあることを

改めて感じた。

 

特に僕のような

ギックリ腰やら急性頭痛の持ち主にとっては

いざやばい時は管理会社に電話すればいいんだ・・・

ということに気がついた。

 

ということで、

今日管理会社の電話番号を

携帯に登録した次第です。