山小屋の敷地の北側に
どうしても伐りたい杉の木があって、
そんなに大きくないのですが
お隣さんちとの境目にあるので
もしも失敗してお隣さんちに倒れたら怖いから
2か月ほど前に庭を見てもらった
庭師のYさんにお願いするつもりでいたのですが、
Yさんがからだを壊したようで
作業に着手できないでしました。
なんとか伐りたい・・・!
でもせめて二人がかりじゃないと危険。
でも新しい物置や薪小屋を設置する前に
真冬になる前になんとか伐らねば・・・!!
思いはどんどん強くなり、
遂に昨日、単独伐採を決行することに。
まずはチェンソーで木に伐り込みを入れます。
こんなふうに倒す方向に切り込みを入るのです。
(くらしのマーケットHPより拝借)
で、やってみた。
とにかくお隣さんちに倒れないように・・・。
倒れるギリギリまで切り込みを入れて
最後は引っ張って倒せるように
幹の上の方にロープをひっかけて・・・。
ミシッと音がしたので、チェンソーをストップさせ、
かけたロープを引っ張ると
やったあ~!うまくこちら側に倒れました。
ところがどっい
倒れたのはいいものの、
微妙に倒れた方向性が狂って
右隣の大きな杉の木に向かって倒れてしまいました。
杉の木は上の方で葉っぱが密集しているので
絡み合ってしまいロープでひっぱってもビクともしません。
そのうちにロープがちぎれてしまいました。
全体重をかけてひっぱっていたので
反動で後ろに飛ばされしりもちをついたのですが、
転んだ先にはエンジンは止めたもののチェンソーが・・・。
こういうの、気をつけねば・・・!!
さあ、どうしようか・・・
とにかくからまった枝を少しでも落として
絡まり密度をすくなくするしかありません。
ハシゴによじ登って5本、6本と
地道に枝を伐っていきました。
でもハシゴの高さにも限界があります。
ああ、もうこれ以上無理。
やっぱりYさんが回復するのを待とう・・
そう思った矢先、
神風とはこういう風のことをいうのでしょうか。
強い風が一瞬吹き抜けたと思ったとたん
上の方でミシミシと音を立て始めたので
これは自重で落ちようとしているのかもしれない、
チャンス!と思って
相撲取りが稽古するように木に体当たりしたら
遂に木は地面に落ちました。
およそ2時間の孤軍奮闘の末、なんとか勝利を収めた感じです。
あとは太い部分を40センチほどの丸太にして
2年ほど乾燥させたら薪にしましょう。
たかが木を1本伐るのにこんなに体力と神経を使うとは・・・。
でもやり切ったあとのすがすがしさっていったら
東京では味わえないですね。
我ながらWOOD JOB!
なんだか自信がついたので
Yさん待たずに庭の木も自分でやってみようかと。
ちょっと山男になれたようでうれしい。