週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

ずっと机の中に眠っていたペリカンの万年筆

僕はモノをちょくちょく買い替えたり

買い足したりすることができなくて、

買ったものに愛着がわいて

手放せなくなってしまうタイプの人間なのですが、

意外と飽きも早く

買った時は一生使い倒すぞ!

と思うものの、

手放せないままどこかにしまい込んでいた・・・

なんてことがよくあります。

 

先日八ケ岳に持って行った机の中から

万年筆が出てきました。

ペリカンの万年筆です。

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20年ぐらい前でしょうか。。。

何を思ったか急にビジネスシーンで

万年筆を使ってメモを取る姿に憧れ

色々調べて色やデザインが気に入って買ったものです。

買ってすぐ、書き心地がカリカリ引っかかる感じがして

あまりよくないので、

神保町の金ペン堂でペン先を調整してもらったのですが、

今度は書き心地すごく良くなったものの

文字が太くなり

手帳に細かく書き込むには太すぎて

それ以来使わなくなってしまっていました。

 

出てきた万年筆のインクは空で

ペン先には固まったインクがこびりついていました。

よく見ると経年劣化した雰囲気のこの万年筆、

いい感じで年老いているではないですか!

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なんだかもう一度使いたい気持ちがもりもりと湧いてきて

一日水につけてペン先についたインクを落とし、

吸入式の中身を何度も水で洗いなおし、

ネットで買ったペリカンのブルーブラックのインクを

入れなおしました。

 

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復活した万年筆は

20年前を思い出させるような書き心地と

太い文字。

 

やっぱり太すぎてメモ帳には合わないです。

 

ですが、びっしりと細かく

手帳に予定を記入するようなこともなくなった今、

このペンでは手帳とは別のノートに

日々思いついたブログネタや

本を読んで心に残ったフレーズとか、

そんなことを書き留めていきたいと思います。

 

最近は視力がガクンと落ちたので

大きな文字でわかるように書くには

ちょうどいい。

 

「やっと俺をわかってくれたかよ」

そうペリカンが言ってくれているようで、

さあこれからの人生を共に歩もう!

 

とか言ってまた飽きたらごめんよ。