週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

地元の商店街で発見する小さな幸せ

今日は一日自宅兼事務所で仕事。

一人静かにゆっくり・・・と思っている時に限って

妻がリモートワークの日で

家にいたりする。

 

だからというわけではないけれど

昼はブラブラ散歩を兼ねて新宿御苑あたりを

うろつく。

 

寒い日だったのでラーメンを食べに

時間をずらして人気店「第一旭」へ。

このお店の本家は京都なのだが

京都と言えば「天下一品」。

そのドロドロギトギトフープと真逆の

スッキリ濃い目の醤油味で

ストレート麺に薄いチャーシューが数枚乗っていて

ついつい家系ラーメンに入ってしまいがちな僕には

あまりに新鮮でおいしかった!

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なんだろう、

これは先入観かも知れないけれど、

京都のラーメンって

ドロドロとんこつにしても

スッキリ醤油にしても

どこか上品な感じがする・・・。

 

腹が満ちたらその足でドトールへ。

あまりにポピュラーなコーヒーチェーン店で

コーヒーの味も僕には今一つ合わないのだが

ここが好きな理由があって、

それは地元のお年寄りの寄合所になっているということだ。

 

いつも行くと常連客らしきおばあさんたちが

3~4人程度おしゃべりに興じている。

 

店長や店員さんも顔なじみで

手を振ったり

テーブルを拭くついでに

彼女たちしか知らない暗号のような声をかけて笑わせたり、

なんだか見ているだけでほっとする。

 

ここでひとしきり仕事をこなし、

さあ家に戻ろうと店を出ると、

すぐ隣には軒先だけでやっている

野菜や果物、調味料などしか売っていない

小さな青果屋さんがある。

 

ついつい立ち寄ってしまうのだが

ここは信じられないぐらい安い!

 

今日はバナナ6本入り、90円(消費税込み)と

シナノゴールド1個、80円(消費税込み)を買い、

閉めて170円。

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果物だからレジ袋はつけるね、といって、

元はやんちゃだったろうな、とおぼしき

いなせな女性店員は

お金を取らなかった。

 

どう見てもこれで儲けようとしている気配はまるでなく

妻に言わせれば税金対策だと思う、とのこと。

 

事情はともあれ

そりゃデパ地下や専門店に比べたら

その品質は比較にならないかもしれないけれど

”お値段以上”の満足感。

 

東京のど真ん中の小さな町ですが

こうしてブラブラしているだけで

発見があるのは

この街に生きている小さな幸せ、というものでしょうか。

 

八ケ岳もいいけど

東京も捨てられない人情の味があります。