週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

人の心、猫知らず

東京にいる兄弟猫(5歳)のうちの1匹、

とらは、

1歳になった時に先天性の心肥大で肺水腫になり

すんでのところで一命をとりとめたものの、

つい2か月前に腎不全と診断され

今は一週間に2回点滴を打ちに病院に通っています。

 

2つの病気とも

進行を遅くすることはできても

治すことはできません。

 

医者からは

「これはもう先天的なものですね・・・」

と言われたのですが、

宿命です、言われたようなもので、

あとはとらにとって気持ちよく長生きしてもらうように

万全の環境を提供することが

僕に出来ることです。

 

で、それは何かというと、

部屋を暖かくすることです。

 

ここのところ毎晩床暖房をつけています。

さらに猫用のホットカーペットを買って

寝床を用意しています。

 

現在、室内の温度は24.2度。

やりすぎだろ!と思われるかもしれませんが、

点滴をすると

早い話が体に冷たい水を注入されているようなものらしく

体温が下がるらしいのです。

なので点滴をしている時は

出来るだけ暖かい環境が必要なのだと

ネットに書いてありました。

 

その通りで

寒いと窓辺の陽だまりでうずくまっているのですが

ホットカーペットの上ではこうです。

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さらに部屋が暖かいので

先週八ヶ岳の庭で伐ったサンシュユの枝のつぼみが

ちょっと膨らみかけてきました。

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化石燃料を消費して

部屋を暖めるのは

地球環境問題においてはいかがなものか、

と自分自身思うのですが、

生き物が嬉々とする様子をみるのは嬉しいです。

 

いま何が正しい事なのかわからなくなります。

 

一方ですべての生き物は

自分たちに最適の温度を求めていくうちに

進化という物語を編み出してきたんだなあ・・・

なんて思ったりして。

 

とらがだらり気持ちよさそうにしていると

僕も気持ちよくなります。

ついつい嬉しくなってブラッシングをしてやろうとすると

嫌がって猫パンチして逃げていきます。

 

ほんと、”人の心、猫知らず”です。