昨晩怖い夢を見ました。
とても怖い夢だったのですが
思い返すと示唆に富んだいい夢だったような気がするので
ご紹介します💦
とある立派なお屋敷の一室で
僕はベットの上に寝ています。
ベットの脇で執事のような人が
スマホで誰かとビデオチャットしています。
話している相手先が誰かはわからないし
声も聞こえないのですが、
執事らしき人がスマホの画面を鏡に映して
話し相手にはわからないように
こっそり僕に画面を見せて
こう教えてくれるのです。
「こいつが世界で一番の殺人鬼だ」
鏡には
美女を何人か侍らせて
ビーチリゾートでカクテルなんぞを飲んでいる
スキンヘッドのおっさんが
ニヤニヤ笑っているのが映っていました。
いかにも悪そうなヤツ・・・
そう思っていたら、
突然部屋の大きな鏡から
そいつが出てきて
「君は今僕を見ていたね、
だから会いに来たんだよ」
と言って近づいてきました。
驚きのあまり声も出せない僕に
そいつは言うのです。
「僕は君の自我なんだ。
君自身なんだよ。
だから君は僕を大好きなはずだ。
だからキスをしよう」
そう言って不気味に笑いながら
長い舌で顔中を舐め始めるのです。
それだけではなく
股間を顔に押し付けてくるのです。
あまりの気持ち悪さに
「やめろー!やめてくれー!!」
と大声を上げたら、
部屋にかけてあったたくさんの絵が
ガタガタと音を立てて震え出し、
今だったら殺されないから
今すぐこの部屋から逃げなさい!
と盛んに言うのです。
恐くなって僕は部屋を飛び出し
屋敷から遠ざかろうと懸命に走るのですが
何故か思うように足が前に進みません。
すると後ろから会社員時代の同期が
するするっと僕を追い越していくのです。
僕は思わず、
「●●君、僕の手を引っ張ってくれ」
とお願いするのですが
●●君には僕の声が全く聞こえないらしく
どんどん遠ざかって行ってしまいます。
やばい!
このままでは逃げ切れない・・・!!
パニックになった瞬間に
目が覚めました。
ああ、夢でよかったあ~・・・。
朝日の差すリビングで
ぼうっとしながら
今見た夢を振り返ってみたら、
意外にも哲学的な示唆が
いくつか含まれているのがわかりました。
・自我は究極の殺人鬼なのかもしれない。
・その自我は自分を愛してくれていると信じている。
・その自我が怖くて逃げようとしても逃げられない。
・その自我から誰も助けてくれない。
・僕は自分を好きではないのかもしれない。
妻にこの夢を話したら
映画の脚本でも書いてみたら?
と笑われました。
それにしても
一人八ヶ岳でいるときじゃなくてよかった・・・。
最近ほんとこの手の怖い夢を見てしまうのですよ💦