最近山小屋で
ひとりはまっているドラマがあります。
「ゆるキャン△」というテレビドラマです。
「ゆるキャン△」は
あfろ（あふろ）という作家さんによる漫画が原作で
アニメになったあとテレビ東京で実写版になり
今はamazon primeで無料で見れます。
キャンプ好きの個性あふれる女子高生たちが
キャンプという野外活動を通じてつながっている楽しさを
描いた物語ですが、
大きな感動もハラハラドキドキもないものの
その何とも言えないほんわかした感じが
薪ストーブのようにじんわり心を温めてくれるのです。
ちょうど「ヒロシのソロキャンプ」と
「孤独のグルメ」を足して２で割って、
それを目玉焼きをひっくり返すように
若い女性を主人公に明るくしたようなドラマです。
僕のようなおっさんまで見てしまうのはなぜかというと・・・
若くてかわいい女の子が出ていることは当たり前として
第一に撮影の舞台が山梨県なのです。
どうやら身延、本栖湖、甲府あたりです。
（北杜市あたりまでは来ていないよう・・・）
第二にキャンプ場やショップの実名が出てくるので
思わずその場で調べたくなるのです。
第三に最新のキャンプグッズやキャンプ料理を
わかりやすく解説してくれるからです。
こんなふうに・・・。
そのあまりのリアルさに
どうやら聖地巡りをしている人もたくさんいるようなのです。
そんなわけで僕も昨日
お金のない彼女たちが憧れたアウトドアショップ
「ELK」に聖地巡りしてきました。
甲府市内にあるのですが
どちらかというと西寄りなので
山小屋からは結構近いです。
上の写真、わかります？
お店の真ん前に止めてあったのは
お客さんのスーパーカブ１２５ｃｃ！
いま一番話題のバイクです。
しかもバリバリにキャンプ仕様になっていました。
オフロードバイクじゃなくて
スーパーカブなんですね、今の時代は。
くうっ！カッコイイ！！
こじんまりした店を想像していたのですが
とんでもない！
駐車場も店内も広く
最新のアウトドアギアが所狭しと並べられていました。
なんとなくひんしゅくを買いそうだったので
撮影はしませんでしたが、
若いカップルや中年の男性、女性、
幅広くたくさんのお客さんが出たり入ったりしていて、
皆さん結構常連っぽい感じで
お店のスタッフと話し込んでいました。
そして奥には
「ゆるキャン△コラボレーショングッズコーナー」が
ど～ん！とありました。
こちらでは若い女の子の２人が
「このリンちゃんかわいい～！」とか
「なでしこがこんなの持ってたよね～！」
なんて話ながらショッピングを楽しんでいました。
僕は３０年ほど前
子供が小さいころにキャンプにはまり
子供が大きくなってからも
一人でソロキャンプに出かけたりしていましたが、
その頃親しくしていたアウトドアショップの社長が
「地方の人は暮らし自体がアウトドアの延長にあるでしょ。
だからアウトドアショップは都会人のためにあるものなので
地方に出店するとことごとくダメなんだよ」
と言っていて
とても納得したのですが、
逆に言えば山ガールとかに代表されるように
ライフスタイルやファッションとして
アウトドアが人気の昨今。
自然が好きで地方に移住しちゃうのが当たり前の昨今。
暮らしの延長線上にアウトドアがあって欲しい、
と願うならば、
地方にこそアウトドアショップがふさわしい時代に
なってきたのかもしれない。
それってでもとても健全なことなのかもしれない・・・
と思いました。
３０分ぐらい店内をうろうろして
ああ、この焚火台、こんなにカッコイイ！とか、
ああ、こんなトレッキングシューズがあったんだ！
なんて思っていたら、
なんだか眠っていたアウトドア魂に火が付き、
ようし、せっかく八ヶ岳に来たんだから
来年は本格的にアウトドアを楽しもう！
と思いました。
昨日で八ヶ岳の山小屋納めになりましたが、
山小屋をベースキャンプに
もっと行動範囲を広げていきたいと思います。
「ゆるキャン△」は若い女性以上に
僕のような昔アウトドアにはまった
おっさんが見るドラマでもあります。
来年春から「２」が放送される予定なので
楽しみです。
