株とか投資とか
これまでちょこっと齧ったことがあったけど
ことごとくうまくいかず、
自分には合っていない・・・と決めて
ずっと塩漬け放置していたのですが、
低金利ということもあり、
また老後のことを考えると
多少はこういうことにも慣れとかんと・・・と
ムクムクと興味が復活してきて、
去年の7月末に某大手N証券でNISA口座を開設し
少額ですが
「ティー・ロウ・プライス」という投信を買いました。
ダメもとだったし一喜一憂するのも心臓に悪いので
ずっと敢えて見ないでいたのですが、
先日ひょんなことから
今の資産を開けてみたら、
なんと20%以上も増えているではありませんか!
よっしゃ~!というか、
ほんまかいな!という気持ちに近く、
これまで縁がなかった金融というものが
ちょっとだけ自分に歩み寄ってくれているような気がして、
そういう意味で嬉しくなりました。
金額が少額だったので
こんなんだったらもっと買っとけばよかった!
と思ったのですが、
そうやって深追いすると
必ず痛い目に合うのがこれまでの経験でわかっていたので、
僕にはこのぐらいでよしとしよう!
コロナで株価は世界的に落ち込んだものの
その対策やワクチンの開発からいずれ復活するだろう経済。
コロナ対策にお金を刷ったら
影響を受けてない富裕層がお金の行き先を求めて
株式市場に目を向けたこと。
また、アメリカの大統領選でバイデン氏が勝利したことが
市場に好感をもたらしたこと。
などなど・・・。
そんなことが今の株価を上げているようですが、
そういったことはつゆ知らず、
なんで株価が上がったか調べたら
今更ながら分かったという次第。
それからというもの、
騰落率にビクビクすることなく
ちょくちょくチェックすることに抵抗がなくなりました。
流石に元本保証の金融商品とは違います。
1日で2万ぐらい上がるときもありますが
同じように下がるときがあります。
その都度その理由を調べてみると
アメリカの思惑や世界の動き、
人々の心理などの動きがうっすらと見えてきます。
上がった下がったに一喜一憂するのではなく、
上がった下がったということで
世界の動きを知ることになるというのが
面白いと思うようになりました。
まあ、小額だからそんなのんきなことが
言えるのかもしれませんが、
若かりし頃失敗を繰り返した時期とは異なり、
お金の貯め方ではなく
お金の使い方の方に興味が湧いてきました。
お金を貯めることの大切さは
小さい頃から聞かされてきましたが、
お金を使うことの大切さは
誰からも聞かされませんでした。
性に合わないとか
縁がないとか遠ざけていた「金融」について、
悪いことばかりではないような気がしているのは、
プラスになっているからかもしれませんが
深追いすることなく
なるほど!と勉強することに主眼を置けば
例え下がってもそれは自分にプラスになるというもので、
還暦近くなってNISAを始め、
投資することによって
いかに貯めるか、より、
いかに使うか、ということの大事さに
逆に気づかされました。