週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

コロナが気づかせてくれた大事な夜の時間

昨日は夜の7時から

渋谷の某不動産会社の高層ビルにて打ち合わせでした。

 

缶詰めになって打ち合わせを終えたら夜の10時。

誰からともなく

もう打ち合わせやめましょう・・・

ということになって解散したのですが、

そのビルから外に出たら街は閑散としていました。

静まり返った街に冷たい春の風が

思いっきり息を吐くかのように

ビルの隙間の歩道を荒らしていました。

その歩道を歩いていたら

大きなネズミが

悠々と目の前を渡り過ぎて行きました。

 

コロナが来る前の時代の深夜2時、と言った感じでしょうか。

いや、もっと前のバブル時代には

どんなに深夜になろうと

こういう風景はなかったと思います。

 

まだ全然電車のある時間です。

なんだか寂しいような気もしましたが、

これが当たり前なんだな、と思い返しました。

渋谷から新宿に向かう副都心線の車内は

ガラガラ。

 

10時40分ぐらいに家について

風呂に入り一人ワインを傾けました。

昔だったらどこぞの街で

さあて、2次会に行くぞ~!

と大騒ぎしていた時間です。

それがこんなに静かな時間になっているとは。

 

コロナは人類の敵なのでしょうけど

真の敵は人間の欲にあるんだ、と教えてくれている、

敵を装った真の味方なのかもしれません。

 

そんなことを思いながら飲んでいたら

2杯目ですっかり眠くなり

12時過ぎには夢の中にいたようです。

 

 

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この美しい光が

地球を蝕むウイルスだと思いました。