一昨日は元いた会社の同期たち6人と
永福町で飲み会でした。
僕はその会社に20年ほどいて
それから独立してかれこれ17年になろうとしていたので
ずっと疎遠になっていたのですが、
会った瞬間「よう、久しぶり!」ってな感じで
37年前の新入社員時代に一気に戻りました。
6人のうち4人が今年59歳、
2人が今年61歳になります。
6人のうち2人は会社の雇用延長に応じ、
もう2人は独立して個人事業者として会社と契約する道を選び、
残る2人は54歳の時に転職して
転職先の会社で経営者になっています。
僕ら7人は昭和60年入社組です。
大学時代は聖子ちゃんや明菜が大人気の一方で
フュージョンやAORなどの
アメリカの西海岸の音楽が大流行。
中学生や高校生の頃にもう少し遡ると
山口百恵や桜田淳子や
キャンディーズやピンクレディーや
八神純子や渡辺真知子たちが
ミュージックシーンを闊歩していた時代です。
そのお店は実は同じ会社の2年上の先輩がやっている店でした。
お店の売りはというと
リクエストすればその辺の年代の音楽を
ターンテーブルにレコード盤を乗っけて
かけてくれるということです。
盛り上がらないわけはありません。
次から次へと押し寄せる昭和の音楽の波に身をゆだね
みんなで大合唱すること3時間。
コロナ禍なのでお店は貸し切り、
8時でお開きとなりましたが、
結構酔いながらも帰りの道中はとても元気がみなぎっていました。
僕は会社を辞めて17年になろうとしていて
ずっと一人の仕事だったので
饒舌な連中相手に楽しく飲めるかなあ・・・
と不安だったのですが、
いやあ、自分でも信じられないくらいに
ペラペラと言葉が出て来ました。
同期というのはこんなにも楽しく
こんなにも自分を解放してくれる存在なんだ、と、
あらためて気づきました。
みんなそれぞれこれから歩む道は異なるし
家族構成も収入も貯蓄も異なるけれど
そんな世俗的なことに誰も触れようとせず
一心不乱に青春時代に戻れたのが
想像以上に楽しかった。
還暦というのは
赤いちゃんちゃんこ着て
子供や孫にお祝いしてもらう年代ではありません。
過去の思い出に支えられながら
未来に向かって新しい道へスタートを切るときです。
そう、それでその飲み会の名前が決まりました。
「軽老大学幼稚者の会」
です。
”軽く老いても学び続けよう!
軽く老いてもずっと子供のままでいよう!”
なんて意味が込められています。
来週はまた同期の別のメンバーとZOOM会食です。
還暦前後はなんだかんだと忙しくも
充実した年代なのかもしれません。