勢いで食べたら2日ほど胃もたれし
もう二度と食うまい・・・と誓ったものの、
5日ほどたったら無性にまたトライしたくなったラーメン。
先週義理の弟と一緒に行った
諏訪南ICの真ん前にある
「ハルピンラーメン」のごっついその味は、
1週間たったちょうど今日あたりに
ムクムクと脳裏によみがえってきたので
ブログでその感想を出し切ってしまいたいと思います。
1974年に上諏訪駅前にオープンした
「ハルピンラーメン」は、
戦時中に中国に渡った日本人が
中国の田舎村で出会ったラーメンの味が忘れられず
その味を追求してたどり着いた「寝かせダレ」をベースに
開発したのが始まりです。
なんてうんちくを聞くと
あっさり系の志那麺なのかな・・・なんて思ったりしましたが、
全くの真逆。
とんこつに味噌が混じり、
さらにうま味調味料が効いて、
さらに分厚いチャーシューが乗って、
下品なぐらいぶっこい味です。
麺もわずかに縮れた堅めの歯ごたえある麺です。
これが一番ベーシックなラーメン(690円)で、
この上に「霜降りチャーシュー麺」とか「味玉トッピング」とか
「担々麺」とか、
さらには麺ばかりではなく
ギョーザや鳥唐揚げ、丼まであって、
横浜家系なんぞ屁でもないといった
独自の路線を突っ走っています。
腹が減っていたので「霜降りチャーシュー」を・・・
と思ったものの、
胃がついて行かないだろうと察し、
控えめに一番ベーシックなラーメンを頼んだのですが、
それでも食べ終わったらガツンと胃に来ました。
こんなにヘビーなラーメンですから
さぞマッチョなガテン系の男どもが汗をかきかき
食べているのだろうなと
ふと目をあげたら、
小さい子供を連れた地元のファミリーらしき人たちが
お客さんの半分を占めていました。
義弟と唐揚げを2個サイドオーダーしましたが、
その1個がでかいこと!
いやはや、恐れ入りました・・・💦
信州のラーメンは
札幌の味噌にはないこってりとろけるようなおいしさで、
そういうものだと思い込んでいたのですが、
そうじゃない中国と日本の
ハイブリッドな味の文化があったとは。
「そんなんじゃ山暮らしはできんぞ!」
会計を済ませて店を振り返ると
そう言われているような気がしました。
これは間違いなく東京にはない味です。