今日の午前
山小屋の庭で草むしりをしていたら
ご近所の方が声をかけてきました。
「太陽光パネル建設に反対しませんか」
そう言って差し出された資料を見ると、
家近くの東と北側の2カ所に
太陽光パネルが設置される予定とのこと。
ええ~!?
2カ所ともうちの隣接地ではありませんでしたが
朝陽が昇るその森が伐採されて
四角い金属パネルがそれに輝いているかと思うと
そりゃないだろ!
ということでもちろん署名しました。
そういえば最近この近辺では
”太陽光パネルの畑”のような場所があちこち見受けられます。
太陽光発電が自然エネルギーを利用したもので
エコだというのはもちろん承知ですが、
その機器を作る過程やメンテナンスを考えたら
果たしてどこまでエコなのか、
多分そこは限りなくブラックボックスです。
それを言ったら何もできなくなってしまうのも
重々承知ではあるのですが、
何が正解か、明快な答えが出ない現代において、
その太陽光発電がどのくらい地元の暮らしに貢献するのか
わからないまま賛成するわけには行けません。
判断ができないのです・・・。
そんな事があった直後に
南側の道を挟んだ土地に建設業者が集まり、
基礎工事が始まりました。
ずっと売りに出されていた70坪程度の土地で
東西に長く南側に雑木林があるので
僕が生きている間は売れないだろうな・・・
なんて思っていたのでビックリでした。
まさか家は建たないだろうな・・・
なんて思って作業中の方に声を掛けたら、
「別荘ですよ」
と教えてくれました。
ええ~!?
基礎工事の面積を見ると僕の山小屋の
テラスを一回り大きくした程度。
建蔽率も考えたら
せいぜい1階+ロフトといった感じでしょうか・・・。
果たしてどんな家が建つのだろうか・・・
なんてぼんやり考えたら、
そう言えば僕が山小屋を買う時にイメージしていたのが
「小さな小屋」だということを思い出しました。
具体的には中村好文さんという建築家が大好きで、
予算が潤沢だったら彼に設計してもらいたいと
本気で思っていたくらいでした。
(多摩美術大学のホームページから拝借いたしました)
気付いたら
ここに家が出来てほしくないなあ・・・と思っていたのが
どんな家が出来るのだろうか・・・と
楽しみにしている自分がいます。
何よりこのサイズは
周囲の環境にとても調和しています。
太陽光パネルと小さな山小屋。
どこまでいっても他人ごとであり
個人的な見解の域を出ないのですが、
今いる場所やその環境に満足している
そこに暮らす人たちの美意識や価値観をそこねる突然の開発は
やってはいけないことだと思います。
夕方ふとポストボックスを開けたら
別荘を建てている設計会社からの
建設工事のお知らせが入っていて、
周りに迷惑をかけないように
厳重に注意して行います、といった文面に
とてもウェルカムな気持ちになりました。
決してその手紙に添えられた
500円分のクオカードに
心を奪われたわけではありません💦
念のため・・・。