週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

太陽光パネルが建設される!?

今日の午前

山小屋の庭で草むしりをしていたら

ご近所の方が声をかけてきました。

 

「太陽光パネル建設に反対しませんか」

 

そう言って差し出された資料を見ると、

家近くの東と北側の2カ所に

太陽光パネルが設置される予定とのこと。

 

ええ~!?

 

2カ所ともうちの隣接地ではありませんでしたが

朝陽が昇るその森が伐採されて

四角い金属パネルがそれに輝いているかと思うと

そりゃないだろ!

ということでもちろん署名しました。

 

そういえば最近この近辺では

”太陽光パネルの畑”のような場所があちこち見受けられます。

太陽光発電が自然エネルギーを利用したもので

エコだというのはもちろん承知ですが、

その機器を作る過程やメンテナンスを考えたら

果たしてどこまでエコなのか、

多分そこは限りなくブラックボックスです。

それを言ったら何もできなくなってしまうのも

重々承知ではあるのですが、

何が正解か、明快な答えが出ない現代において、

その太陽光発電がどのくらい地元の暮らしに貢献するのか

わからないまま賛成するわけには行けません。

判断ができないのです・・・。

 

そんな事があった直後に

南側の道を挟んだ土地に建設業者が集まり、

基礎工事が始まりました。

f:id:kogysma:20210515195416j:plain

 

ずっと売りに出されていた70坪程度の土地で

東西に長く南側に雑木林があるので

僕が生きている間は売れないだろうな・・・

なんて思っていたのでビックリでした。

 

まさか家は建たないだろうな・・・

なんて思って作業中の方に声を掛けたら、

「別荘ですよ」

と教えてくれました。

 

ええ~!?

 

基礎工事の面積を見ると僕の山小屋の

テラスを一回り大きくした程度。

建蔽率も考えたら

せいぜい1階+ロフトといった感じでしょうか・・・。

 

果たしてどんな家が建つのだろうか・・・

なんてぼんやり考えたら、

そう言えば僕が山小屋を買う時にイメージしていたのが

「小さな小屋」だということを思い出しました。

具体的には中村好文さんという建築家が大好きで、

予算が潤沢だったら彼に設計してもらいたいと

本気で思っていたくらいでした。

中村 好文 - Yoshifumi Nakamura - 多摩美術大学環境デザイン学科 ...

(多摩美術大学のホームページから拝借いたしました)

 

気付いたら

ここに家が出来てほしくないなあ・・・と思っていたのが

どんな家が出来るのだろうか・・・と

楽しみにしている自分がいます。

何よりこのサイズは

周囲の環境にとても調和しています。

 

太陽光パネルと小さな山小屋。

どこまでいっても他人ごとであり

個人的な見解の域を出ないのですが、

今いる場所やその環境に満足している

そこに暮らす人たちの美意識や価値観をそこねる突然の開発は

やってはいけないことだと思います。

 

夕方ふとポストボックスを開けたら

別荘を建てている設計会社からの

建設工事のお知らせが入っていて、

周りに迷惑をかけないように

厳重に注意して行います、といった文面に

とてもウェルカムな気持ちになりました。

 

決してその手紙に添えられた

500円分のクオカードに

心を奪われたわけではありません💦

 

念のため・・・。