僕のブログを読んでくれている方は
きっともう終わっているのだろうな・・・とか、
ブログに書くほどのネタになってないんだろうな・・・とか、
それ以上に忘れ去られていると思うのですが、
去年から作り始めた薪小屋が
やっと上棟しました💦
う~ん、そうか。。。
基礎に着手したのが去年の8月。
ってことは、
かれこれ1年近く経とうとしている。
言い訳はしたくないのですが
少しだけさせてください・・・。
遅れた理由:
①薪小屋と言えどもたまの週末に来る程度ではなかなか着手できない。
②ギックリ腰と頭痛持ちにとっては朝の体調次第による。
③設計変更になった。
とりわけ大きかったのは③です。
設計変更、通称業界では「せっぺん」なんていうのですが
そんなかっこいいものではありません。
冬を越えたら
6カ所の基礎のうち2カ所が
ガツンと沈んでいたのです。
というわけで設計変更を余儀なくされました。
基礎工事当初はちゃんと平衡を計ったつもりですが
冬の霜柱の影響で沈んだのかもしれません。
それを八ヶ岳の師匠、Fさんに言ったら
ちゃんと掘っているのだからそもそも基礎工事が間違っていたはずだ、
とあっさり言われ、
どうしていいかわからず、
自暴自棄になっている時が長かった、というのが
正直なところです。
ですが新緑が芽吹いてくると
俄然やる気も芽吹いてくるものですね。
一ヵ月ほど前から
よっしゃ~!!!とばかり気合を入れて
ようやく昨日上棟に至ったというわけです・・・。
2×4の端切れをかませたり
柱を半分に切ったりして
平衡をとろうとしたのですが、
あまりやり過ぎると
基礎の土台と柱の継ぎ目が弱くなります。
なので適度に平衡に近づけ
適度な曲がりは良しとして、
まあ早い話がいい加減で、
もしもつぶれたらつぶれたでいいや、
そん時はお隣さんにも
「つぶれちゃいましたあ~あっはっは」
と損害を加えないながらも
適度に笑いが取れる関係を築いておけば
それでよし!
というか、基礎作っちゃったので
そうやって自分を慰めるしかないのです。
そうやってひとり庭で自分を慰めていたら
なんとそこに犬を散歩させたFさんが
「おおお~!ついにやったな!!」
と言って嬉しそうにやってきました。
「ええ、一応ここまでこぎつけました。
でももう基礎が沈んじゃって斜めになりそうです」
といったら、
「最初からちゃんとできるなんてことはないよ。
ピサの斜塔だって曲がっているからいいんだ!
よくやった、よくやった!!!」
といって思わず肩を抱きしめられました。
曲がった薪小屋を前に男二人で抱き合って
ピサの斜塔がうんたらかんたら言い合っているのを
他の人には見られたくない恥ずかしさで一杯でした。
ひとしきりFさんと抱き合ったあと
今度はお隣のTさんがやってきました。
「ついに薪小屋立ち始めましたね~」
「そうなんですよ、やっとここまでこぎつけました・・・」
と言ったら、
「いやね、お隣のSさんと話してたんですよ。
Kさん(僕の事)基礎を作ってその後どうすんだろうって」
と返ってきました。
二人でそういう噂をしていたということはですよ、
ここは田舎です。
その10倍以上の人が噂をしていたということでしょう。
そうか、このまま上棟しなかったら
「八ヶ岳のキソさん」
なんていわれていた僕がいたかもしれません💦
ともあれキソから一歩進んで
諏訪神社の御柱あたりまで来てよかったよかった。
しかしこれからまだ足りない板を張ったり
屋根を張ったりが待っている。
せめて秋には
「やりましたね~!薪が喜んでますね~!」
「試しに作ってみたのですが
曲がってしまって・・・笑」
ぐらい余裕かませられるように
もうちょっと頑張りましょう・・・。