週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

会いたいと思える人がいること。

昨日の八ヶ岳は

ずっと雨かと思いきや

時に厚い雲の隙間から太陽の光が差し込む

蒸し暑い日になりました。

 

その日差しはまさに夏!

 

体中に楽しくも汗だくの草蒸す夏が

脈を打ち始めてきました。

 

1か月半ほど会っていなかったAさんに誘われ

コジシタのお弁当を買って

Aさんの家でランチをしました。

 

手入れの行き届いた素晴らしい庭を前に・・・

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コジシタのカキフライ弁当。

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男二人でうまいうまいを連発させながら

のんびりとこれまでの人生とこれからの人生を

眺め合いました。

 

帰ろうとしたらAさんが

庭で採れたブルーベリーをお土産にくれました。

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クルマに乗り込んで帰路につこうとしたら

アバルト仲間のOさんから携帯に電話がありました。

 

いま家ですか?
近くにいるのでちょっとお寄りしようかと・・・。

 

すぐ戻りますよ~と返事をし

家についたら間もなく、

Oさんがブイブイとアバルトのエキゾーストノートを轟かせ

やってきました。

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クルマからちょっとだけ出てきたOさんから、

畑で獲れたルパーブで妻が作った手作りジャムです。

といってジャムをいただきました。

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そうしてOさんは

また一緒に走りましょう!といって

家に上がることなく帰っていきました。

 

いただき物をしたから言うわけではありませんが、

ここ八ヶ岳での二地域居で出会う人は

みんなとてもいい方ばかりです。

波長がとても合うんです。

 

でもふと思うのですが、

もしもAさんやOさんと都心で仕事で出会ったなら

そんなふうに思えなかったかもしれません。

 

AさんもOさんも大都市でバリバリ仕事をこなしてきた

ビジネスマンです。

いろいろな経験をし

その結果それぞれ思うことがあって

八ケ岳に越してきたのですが、

その思うことを吐露せずして

同じ気持ちで今いることが

波長を通してわかります。

 

そうして夕方には

近所のKさんがお酒を持ってやってきました。

Kさんも東京でサラリーマンとして働いてきた人ですが、

2年前に八ヶ岳に引っ越しされ、

韮崎のとある企業の経営者としての役目を

いよいよ今月末でもって果たし終えるということで

二人で大乾杯大会となりました。

 

もしもずっと昔に仕事で知り合っていたなら

こうしてデッキで雑木林を眺めながら

大笑いすることもなかったかも・・・。

Kさんにもふとそんな思いがよぎりました。

 

僕はつくづく思うのですが

出会った時期と距離感が

自分にとっての人の好き嫌いを決めるのではないかと思うのです。

逆に言うと

最初はバッドな出会いでも

2度目、3度目の出会いで

嫌いから好きに変わってしまうかもしれないし、

心地よい距離感をつかめることができたなら

嫌いから好きに変わってしまうかもしれない。

 

人間関係ってとても壊れやすいのですが、

ところがどっこい

いつだって修復できるチャンスに満ち溢れているのだと思います。

 

こうして一人山小屋にやってきても

会おうよ!と言ってくれる人がいる。

会いたい!と思える人がいる。

 

この上ない喜び・・・!

 

仙人に憧れていた僕ですが

とうてい仙人にはなれないなあ。

でも仙人になれなくてよかったと思います。