ここ2,3日は台風の影響で
雨が降ったり急に晴れたりと
庭仕事には気難しい日が続いていますが
こういう日こそ我が雑木林の庭は
絶好の仕事日和だったりします。
雨が降ると土が濡れて柔らかくなります。
そうするとスコップが入りやすくなる。
ですので雨が降ったあとの晴れ間は
絶好の伐根日和になるのです。
というわけで一昨日の昼間は久しぶりに伐根に精を出しました。
本当にこの伐根作業というのは全身から汗が吹き出します。
自分の背丈ぐらいの幼木なんて
なめてかかったら大変です。
しっかりと根が張っているので
そこそこ深く掘らなくてはいけませんし
なにせ他の木の根が邪魔して思うように掘れないのです。
やっとの思いで3つほどの根を掘り起こしました。
さて、それで終わりではありません。
翌日は雨の予報だったので
それに向けて続けてやることがあるのです。
伐根した穴に新しい木を植えることです。
植え替えた後はたっぷり水をやる必要がありますが
雨がその代わりをやってくれるので
雨が降る前に植えてしまおう、というわけです。
植えたのは山アジサイの幼木です。
義妹夫婦が東京のマンションのベランダで
育てていたのですが
思うように葉がつかないので
こっちに持ってきたものです。
東側の日の当たる特等席を奢ってあげることに。
肥料の置いてあげて後は雨を待つだけ。
同じように東京で育てたけれどダメなので
こっち(八ヶ岳)に持ってきて植え替えたら
育っているものがあります。
実山椒です。
去年の秋に植え替えたのですが
背丈も2倍ぐらいになり葉も茂り
あちこちに実が成りだしました。
やっぱり無限の土というのは
植物にとっては水を得た魚なのでしょうね。
植物は土の上では移動できないけれど
実は土の中で縦横無尽に移動している
人間以上に自由を求める生き物じゃないのかな。
植え替えた山アジサイに
よかったね、
いっぱい自由の旅を謳歌してくださいな、
と心の中で声を掛けました。