北杜市武川にある
「ギャラリー&カフェかたかご」に行った帰り、
国道20号線に出る少し前のところに
スーパーがありました。
「スーパーおの」。
スーパーおの・・・
スーパーおの・・・
スーパーおの・・・。
どこかで聞いたことがあるような・・・
と思って通り過ごそうとした瞬間に
思い出した。
先月号の「なないろ」の特集を飾ったネタ、
TVアニメ「スーパーカブ」に出てくる
地元のスーパーマーケットなのです!
つまりアニメの聖地と化したスーパー。
amazon primeで夜な夜なこのアニメを見ていた僕は
思わず急ブレーキを踏んで
スーパーの駐車場にクルマを突っ込みました。
さて、ここでアニメ「スーパーカブ」の簡単なご紹介。
2017年に書籍化されたトネ・コーケンさんのコミックが
2021年4月にTVになって
TOKYO-MX、BS-11、KBS京都、サンテレビ、テレビ愛知、
そして山梨放送などで放映されているアニメです。
舞台は山梨県北杜市。
主人公は武川高校に通う
(武川高校は現実にはなく、武川中学がモデルなのだとか・・・)
何のとりえもない閉塞的な高校生活を送る女子高生が
スーパーカブに乗って自由とか友情とかに目覚める、
といったお話ですが、
そのことごとくに北杜市実在の場所やショップが
出てくるのです。
(Yahoo!ニュースより拝借しました)
お話はというと全く抑揚がありません。
メクルメクワクワクドキドキとは無縁です。
途中で主人公の友達の女の子が自転車でこけて
助けて・・・なんてシーンもあるのですが
それが伏線になって
物語がめくるめく変わっていく・・・
なんてことはありません。
むしろそんな出来事を通して
逆に友人の大切さに気づかされる、
みたいな、
今の日本の映画や小説のように
自分の心の中に焦点を当てたお話です。
あ、ここまで書くとネタバレ!とか言われそうですが、
バレて困るようなネタではないかなっと💦
ハリウッドのサスペンス大好き人間には
全く持ってつまらないと思いますが、
こういうアニメが受けているのは
夢も希望も見失いがちな平凡な社会で
自分の暮らしを色づかせるヒントがあるからなのでしょう。
何はともあれハラハラドキドキがないのが
安心してみていられるのです。
実は僕はこの手のお話を読んだり見たりしていると
泣いちゃいそうになるぐらい共感出来まして・・・。
還暦目前のおっさんなのですが。。。
そんな主人公の子熊ちゃん(苗字です)が行くスーパーは
どんなかな・・・なんて期待を膨らませて入ったら
何の変哲もない地元の小さいスーパー。
これだったらコンビニに行くかもなあ・・・
と思わせるぐらい古めかしくて薄暗い。
でも店内を歩いていたら
一角に「スーパーカブコーナー」が設けられていました。
、
寄せ書きノートみたいなのがあったのですが
ちょっと目を通したら
「横浜から4回目になります」
なんてメッセージもありました。
タイトルがタイトルだけに
バイクやクルマ好きが多そうです。
眺めていたら店員のおばちゃんが隣で作業していたので
「ここがスーパーカブの整地なんですよね・・・」
なんて声をかけたら、
「4,5月はものすごい巡礼ツアーが押し寄せて
大変でしたよ~。
ゆっくり見て行ってくださいね」とのこと。
店内の商品が売れたかどうかはわかりませんが
こうして八ヶ岳南麓が話題になるってのは
嬉しいことです。
しばしコーナー展示に目をやって
さあ、帰ろうと店を出ようとしたのですが、
いけね!聖地巡礼のお礼をしなきゃ!!
ということで、
南アルプス天然水を一本買いました。
あ、全然北杜市貢献になっていないような、
ひょっとしてなっているような・・・💦