週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

初めてコーヒー豆を挽いてみる

我が家にコーヒーミルがやってきました。

「HARIO セラミックコーヒーミル・ウッド」

という商品です。

(税別で¥7,400-でした)

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上の陶器の部分でコーヒー豆を挽いて

下の木の部分で受けるというものです。

陶器の部分の白と

受けの部分のナチュラルウッドのコントラストが

八ケ岳に似合うということで

これにしました。

くびれているのは

ここを手に固定すると豆を挽きやすいらしいです。

 

さて。

早速手にしてみました。

手に持った感じ

そこそこの重量感があっていい感じがしました。

底には滑り止めがついていて

これがあると豆を挽く時に滑らなくて済むらしいです。

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豆は上の陶器の部分に入れます。

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入れる豆の量はというと

一杯分でおよそ10~12g程度とのこと。

家にあった何かのスプーンで計量し

その間をとって11gをいれました。

 

これだけ慎重にするのは

初めての経験だからです💦

豆にもビビッてしまい

100gで200円しないブレンド豆を

まずはお試しとばかり

スーパーオギノで買いました。

 

レバーを回すと

ゴリゴリといい音がしてきました。

いかにも削られているという感触が

手に伝わってきます。

同時にコーヒーのいい香りが漂ってきました。

 

これが至福のコーヒー豆を挽くという行為なんですね。

ああ、人生で味わったことのない時間かもしれない。

 

1分ほど挽いていると

ガリガリという感触がなくなって

レバーが空回りしているように軽くなりました。

蓋を開けてみたら

いい感じで豆は粉になっていました。

 

早速その粉でコーヒーを淹れます。

口にして思ったこと。

それはコーヒーの味の指標に

酸味、苦味、濃い、スッキリと言ったものがあると思うのですが

そういう指標が初めて自分ゴト化できたということです。

インスタントばかり飲んでいた僕はというと

濃いか薄いかはわかるけど

酸味や苦み、甘みなんて匙加減はわかりませんでした。

恥ずかしい話ですが

お湯で薄めりゃ味だって変わるだろう・・・

ぐらいに思っていました。

さらに「挽きたての香り」と言った言葉もよく聞きますが

その意味が初めて分かりました。

旨いかどうかは別として

新鮮でフレッシュな香りがするのです。

表現しにくいのですが

瑞々しくてジューシーな感じとでもいったらいいのでしょうか。

とにかくインスタントにはない味でした。

 

今回、人生で初めて挽いたコーヒーはというと

実は期待していたほどおいしいと感じませんでしたが、

二回目に豆の量をちょっと増やし

グラインドの細かさをもうちょい細かくしてみたら

ぐっと好みの味に近づきました。

 

この変数がたくさんあって

組み合わせが無限大に広がるのが

コーヒーマニアを惹きつけてやまない理由なんでしょうね。

 

次は・・・

豆の種類を変えてみよう。

ローストしたてのものを買ってみよう。

豆の量を変えてみよう。

挽き方の粗さを変えてみよう。

お湯の温度を変えてみよう。

水そのものを変えてみよう。

ペーパーフィルターを変えてみよう。

・・・などなど

変数と組み合わせが無限大に合って

これは壮大な実験かもしれません。

 

カフェのマスターは無口で頑固、

というイメージがありますが、

ストイックに求道する姿を想像すると

ノーベル賞を取るような研究者に重なったりして・・・。

 

 

いやあ、面白い!

 

愛読するブロガーの方々が

コーヒーをテーマに書きたくなるのがわかります。

ということで

「コーヒー」というカテゴリーを

今日から設けることにしました!

 

今さらですが

自分にピッタリの趣味を見つけました。